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乾燥肌はなぜかゆくなってしまうの?
辛いかゆみ伴う乾燥肌。しかし、なぜ乾燥することでかゆみを伴ってしまうのでしょうか?
ただ乾燥しているだけでも辛いのに、この上かゆみまでついてくるなんてたまったものではありませんよね。
実は肌の乾燥とかゆみは密接な関係があります。そもそもかゆみを感じる原因は「ヒスタミン」という物質のせい。
免疫などの命令をつかさどる物質としての役割もある大切な物質なのですが、何らかの刺激が肌に起こった場合、このヒスタミンが放出され神経を刺激すると「かゆみ」として脳に伝えられてしまいます。
バリア機能が低下している乾燥肌は、少しの刺激でもこのヒスタミンを放出しやすくなっているということに。
これらのことから、乾燥している肌はかゆみを感じやすくなっているのです。
かゆみ止めを選ぶ際の基準は?
乾燥肌とかゆみの原因を紹介してきました。しかし、原因がわかっても、結局のところ乾燥肌のままではかゆみが起きやすいことに変わりはありませんよね。
かゆいとどうしても掻きたくなってしまいますし、掻けばよりかゆさを増し、乾燥肌も進めてしまうおという悪循環に。
この悪循環を止めるためにも、「かゆみ止め」はとても重要。
ここからはかゆみ止めを選ぶ際に気を付けるべき、3つのポイントを見ていきましょう。
かゆみ止め成分を確認する
まずは基本中の基本として、しっかりとかゆみ止めに関する「有効成分」が含まれていることを確認しましょう。
乾燥肌に保湿は重要ではありますが、まずは掻かないためにも早急にかゆみを抑える必要があります。
特に有効であること、市販の製品の中にも配合されているものの中では下記の成分がおすすめになります。
- ジフェンヒドラミン
- リドカイン
- クロタミトン
ジフェンヒドラミンは抗ヒスタミンとして有名な成分。ヒスタミンの働きを抑えてくれる効果が期待でき、副作用もほとんど報告されていないので、普段使いとして常備しておくと安心できますね。
ただし、効き目は穏やかなので即効性にはあまり期待できません。
リドカインは局所麻酔的な効果が期待できる成分。敏感になっている皮膚を抑え、かゆみを感じにくくさせてくれます。
クロタミトンは上記の成分とは違い、温感に対する刺激作用によってかゆみを沈めます。肌に塗ると体温に反応してピリピリとした刺激を感じさせることによって、かゆみを感じさせなくなるというものですね。
かゆみを抑える効果は優れていますが、肌があまりにも敏感になっている場合は避けたほうがいいかもしれません。
保湿成分もしっかりと確認を
かゆみ止めの有効成分を確認した後は、保湿成分もしっかりと確認をしてみましょう。
かゆみを抑えることができても、乾燥したままの肌ではいつになっても刺激に弱く、結局はイタチごっこになってしまうことも。
ただ、保湿成分にも反応してしまうほど肌が弱っている場合もあります。なので、かゆみ止めに配合されている保湿成分としては、「ワセリン」「ヘパリン」「セラミド」などがおすすめになりますね。
自身の肌に合う保湿成分がわかっている場合は、合うものが配合されているかゆみ止めを探してみましょう。
テクスチャも重要
また、かゆみ止めは直接肌に塗るものとなります。このことからかゆみ止めのテクスチャも重要な要素の一つに。
べたべたするからぬった後何もできない。もしくはべたべたするけれどしっかりかゆみが取れるから平気。
など、同じテクスチャでも、使う方によって感じ方は全く別物です。
よりストレスを感じないようなテクスチャを選ぶのも、忘れがちですが大切なポイントです。
そもそも事前の予防策はないの?
自身に合ったかゆみ止めを見つけることができればうれしいですよね。しかし、そもそも最初からかゆみを感じることがなければ、それが一番ではないでしょうか。
ここからは、かゆみ止めを使う前にかゆみを感じなくてもいいよう、事前にできる対策方法を見ていきましょう。
肌に刺激を与えない
かゆみは肌への刺激からヒスタミンが神経を刺激することによっておこる、と最初に紹介しました。
このことからもわかるように、まずはヒスタミンが出てこないよう肌を刺激しないことが大切になります。
刺激しないようにと言われると、掻かなければいいのかな?もしくは化粧品などを優しいものに変えればいいのかな?なんて考えますよね。
もちろんこれらのことも大切ですが、もっと身近なところからも肌は刺激を感じています。
例えば着ている服の繊維の種類。肌に引っかかるようなものはもちろん、あまりにもさらさらとした生地も肌にとっては摩擦になってしまいます。
肌に優しい布地の服に変える、下着だけでも上等なものにしてみるなど工夫してみましょう。
また髪が長い方は、髪の毛が刺激になっていることもあるので、かゆみが出やすい季節は短くする、きちんとくくるなど気を付けてみてください。
体の内外からしっかりと保湿を
やはり乾燥肌を少しでも改善することが一番となります。保湿をしようと考えた際、つい化粧水やクリームなど体の外側からのアプローチを考えがちですよね。
しかし、体の内側が乾いていては意味がありません。肌へも水分をしっかりと補給されるように、体が水分不足にならないためにも、体の内外からの保湿が大切になります。
意識して水分を摂取するようにすることでも、肌への保湿はかなえられます。寒い季節は白湯(さゆ)などがおすすめになりますよ。
普段からの保湿対策を大切に
乾燥肌に伴うかゆみを抑えるための、かゆみ止めの選び方についてご紹介してきました。
一言でかゆみ止めと言っても、昨今ではたくさんの種類があるのでどれを選べばいいのかからわからなくなってしまう方も多いでしょう。
是非参考にして、自身に合うかゆみ止めを見つけてくださいね。
そして、かゆみを抑えるために大切なことは、やはり日頃からの保湿対策。肌に優しく保湿効果が高いスキンケアを取り入れることもとても大切です。
そこでおすすめになるのが「紫蘇エキス化粧品シリーズ」。
バリア機能が衰えることによって敏感で繊細になっている方の肌でも、しっかりと優しく保湿することができますよ。
古くから「メディカルハーブ」として愛されてきた、天然の力を毎日のスキンケアに取り入れてみませんか。

紫蘇エキス化粧品シリーズ
繊細な乾燥肌には
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お肌が弱い、外部の刺激や季節により不調をきたしやすい…。最近、敏感肌の女性が増えています。お肌はとても繊細です。実は多く方はもともと敏感肌だったわけではなく、精神的なストレスや食生活、不規則な生活など環境の変化が原因でお肌が不安定に傾いている場合がとても多いといわれています。
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