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抗菌効果がある紫蘇は食中毒予防に最適!含有成分の秘密
紫蘇が刺し身の付け合わせに必ずと言ってもよいほど使われ、食中毒予防に役立つ食材として昔から親しまれているのは、抗菌効果があるからです。
紫蘇に含まれている「ペリルアルデヒド」が抗菌作用や防腐作用に優れている成分です。
抗菌効果をもたらすペリルアルデヒドのパワー
抗菌効果がある紫蘇の成分・ペリルアルデヒドは、独特の爽やかな香りを放つ成分でもあります。
紫蘇の香りが強いほどペリルアルデヒドが多く含まれているので、抗菌効果も高くなります。
また、細かく切ったり食塩と一緒に使ったりすると、更に抗菌効果がアップするので、料理に活用する際にはぜひ参考にしてください。
ペリルアルデヒド以外にも体に嬉しい成分が豊富!
紫蘇には抗菌効果があるペリルアルデヒドだけでなく、他にも体に嬉しい成分が含まれています。
美容や健康に欠かせないビタミン類やミネラル、ポリフェノールなどの成分がバランスよく含まれています。
ビタミンやポリフェノールは抗酸化作用があり、体のサビつき(酸化)を抑えるはたらきがあるため、美容や健康にも役立つ食材として活用できます。
紫蘇の抗酸化作用に注目し、紫蘇化粧水を自作して愛用している人もいるようです。
紫蘇の抗菌効果をもたらす成分は肌に良くない!自家製コスメの注意点
紫蘇には抗酸化作用があるビタミンやポリフェノールが豊富に含まれているので、酸化に伴う肌トラブルの予防・改善が期待できます。
紫蘇は気軽に入手できる食材でもあることから、紫蘇化粧水を自作して使っている人もいます。
自家製紫蘇化粧水は簡単に作れる!
自家製紫蘇化粧水は、精製水に紫蘇の葉を数枚入れて煮出したもので原液を作り、精製水で薄めて使うのが一般的です。
他にも紫蘇を刻んでからホワイトリカーに1週間ほど漬け込んで出来る原液を精製水で割って使用する方法もあります。
家庭菜園で作った無農薬の紫蘇を使用した化粧水は、余計な添加物が含まれていないから安心して使えるし、紫蘇の香りに癒やされて使いやすいという声もあります。
しかし、自家製紫蘇化粧水を使うと肌荒れを引き起こすおそれもあるので注意が必要です。
ペリルアルデヒドが含まれていると要注意!
紫蘇葉を煮出したり、ホワイトリカーに漬け込んだりして作る自家製化粧水には、抗菌作用をもたらすペリルアルデヒドも含まれています。
実は、ペリルアルデヒドはかゆみやかぶれを引き起こす原因物質でもあるため、自家製紫蘇化粧水を使うと肌に合わない可能性もあるので注意が必要です。
特に肌トラブルを引き起こしやすい、乾燥肌や敏感肌の方は自家製紫蘇化粧水の使用を控えるべきでしょう。
しかし、市販の紫蘇葉エキス配合化粧品については、かゆみやかぶれを引き起こす心配がありません。
原材料は同じ紫蘇でも、市販の紫蘇葉エキス配合化粧品は何が違うのか確認してみましょう。
抗菌効果があるペリルアルデヒドが含まれないシソ葉エキスとは
自家製紫蘇化粧水と、市販のシソ葉エキス配合化粧品の大きな違いは、ペリルアルデヒドが含まれているか否かの違いです。
市販されているシソ葉エキス配合化粧品には、かゆみやかぶれを引き起こすリスクがあるペリルアルデヒドが含まれていません。
紫蘇からシソ葉エキスを抽出する段階でペリルアルデヒドが取り除かれているので、肌トラブルの心配をせずに安心して使えるのが特徴です。
そのため、自家製紫蘇化粧水は肌に合わなかったという人も、市販のシソ葉エキス配合化粧品なら問題なく使用できる可能性が高いです。
肌を刺激から守ってくれる強い味方
現代人の肌にダメージを与える原因がたくさんあるため、日々あらゆる刺激により活性酸素が増え続けていると考えられます。
活性酸素は外敵を退治するために必要なものですが、数が多くなると肌細胞を傷つけて肌トラブルを引き起こす大きな原因になるので、バランスを整えながら調整する必要があります。
どんなにスキンケアを続けていても、増え続ける活性酸素に対するケアができなければ、肌へのダメージはどんどん積み重なっていきます。
活性酸素をいかに効率よく取り除けるかが、スキンケアに必要な要素となります。
シソ葉エキスからペリルアルデヒドは取り除かれていますが、増えすぎた活性酸素を取り除く抗酸化作用があるポリフェノールはしっかり含まれています。
シソ葉エキスに含まれているポリフェノール(ロスマリン酸とフラボノイド類のルテオリンやアピゲニン)は抗酸化作用により、紫外線やホコリ、タバコ、ストレス…などさまざまな刺激により増えすぎてしまう活性酸素を除去するはたらきがあります。
敏感肌でも安心して使えるほど肌にやさしい
シソ葉エキスが肌にもたらす影響については、さまざまな研究が進められています。
その中でも特に注目したいのは、アレルギーによるかゆみなどの症状を抑える抗アレルギー作用です。
シソ葉エキスに含まれているロスマリン酸やルテオリンはアレルギーの原因物質を抑え込む作用があることがわかっています。
シソ葉エキスにはかゆみやかぶれを引き起こすおそれのあるペリルアルデヒドは含まれていないので、抗アレルギー作用だけが残されているのが特徴です。
そのため、あらゆる刺激に弱い敏感肌の方でも安心して使えるほど肌に優しいのがシソ葉エキス配合化粧品の大きな特徴と言えます。
紫蘇は抗菌効果だけじゃない!スキンケアで肌を刺激から守りましょう
紫蘇の香り成分ペリルアルデヒドは、抗菌効果があるため食品を雑菌から守ってくれる役割があります。
しかし、肌にとってはかゆみやかぶれを引き起こすおそれがあるため、自家製紫蘇化粧水を作る場合は注意が必要です。
紫蘇から抽出されたシソ葉エキスを使用した市販のシソ葉エキス配合化粧品については、ペリルアルデヒドが含まれていないのでかゆみやかぶれの心配がありません。
むしろ、シソ葉エキスに含まれているポリフェノールのはたらきで、アレルギー物質を含めたあらゆる刺激から肌を守ってくれるのが特徴です。
シソ葉エキス配合化粧品は、普通肌の方はもちろん、混合肌や乾燥肌、敏感肌でも安心して使えます。
ぜひあなたも毎日のスキンケアにシソ葉エキス配合化粧品を活用して、トラブル知らずの元気な素肌を目指しましょう!

紫蘇エキス化粧品シリーズ
紫蘇は食中毒予防だけじゃない!
肌も刺激から守る
紫蘇には抗菌効果があり、食中毒予防に役立つ食材として知られていますが、肌を刺激から守る成分も含まれています。紫蘇に含まれている成分はどのような効果をもたらすのか、化粧品として活用する場合に気をつけたいポイントなどを詳しく紹介します。