アトピーって遺伝する?有効な予防方法と改善するための工夫とは

       
     
       

目次

アトピー性皮膚炎は遺伝する?

アトピーは遺伝の可能性がある

「子供にもアトピーは遺伝するの?」

自分にアトピーがある場合は、どうしても子供への遺伝が気になるものです。

両親のどちらかがアトピー体質の場合は、およそ30%、両親ともにアトピー体質の場合は、およそ50%の確率で親から子へアトピーが遺伝すると言われています。

しかし、アトピー体質の遺伝は単純ではなく、非常に複雑なパターンが組み合わさっているものです。

そのため単純な計算や確率だけで判断することはできません。

また、遺伝するのはアトピーそのものではなく「アトピー体質」ですから、必ずしも発症するとは限らないのです。

アトピー体質であることを気にし過ぎず、子供の様子をしっかりと見守り、アトピーが発症しにくい環境を作っていきましょう。

遺伝だけではないアトピー

アトピーは親からもらった体質だけで発症するのでありません。

両親・祖父母やその他親戚にアトピー体質の人がいなくても、子供にアトピーが発症してしまうケースもあるのです。

それはやはり、生活環境やライフスタイルとアトピーが密接に関係していることを物語っています。

乱れた食生活(炭水化物が中心、魚が少なく動物性たんぱくに偏っているなど)、不潔な生活環境もしくは清潔にしすぎの生活環境などは、アトピー体質やアトピー発症につながりやすいと言われています。

妊娠中の食生活が子供の体質形成につながるという話も根強く残っています。

子供をアトピー体質にしないために環境を整えること、これが一番と言ってよいでしょう。

アトピー改善のために

生活の中の「アレルゲン」を排除しよう

アレルギーを引き起こす原因となる物質のことを「アレルゲン」といい、生活の中にはこのアレルゲンがたくさん潜んでいます。

ほこりの中に潜んでいるダニやダニの死骸は、その代表格と言ってよいでしょう。

清潔にしすぎるのはよくないという説もありますが、生活環境の中にアレルゲンがたくさんいるとアトピーを引き起こす大きな原因となってしまいます。

とにかく生活環境からアレルゲンを取り除いて、できる限り皮膚に刺激の少ない環境を作ってください。

特に小さなお子様がいる場合はこまめな掃除やお風呂の入り方をしっかりと見守ってあげることが大切です。

布製のクッションやソファを置いたり、絨毯(じゅうたん)を引いたりするとどうしてもほこりやダニが潜んでしまいやすくなりますので、アトピー体質の場合は避けてください。

また、お風呂の時に刺激を与えないというのも大切な要素です。

ナイロンタオルでごしごしこすったり、刺激の強い石鹸を使ったり、大人と同じ感覚で肌に刺激を与えないようにしてください。

ストレスをなくし免疫力をアップ

アトピーの意外な敵は「ストレス」です。

ストレスで免疫力が低下することでアトピー症状はひどくなりますので、普段からストレスを意識し、生活を整えておきましょう。

これは子供の場合も同じですので、大人が気を付けてあげてください。

子供は心のストレスも環境からくる体のストレスも見逃せませんので、毎日しっかりと観察し、乾燥が見られるようなら保湿剤で保護するなど、アトピー症状緩和に努めます。

保湿剤はワセリンが良いという人もいますが、人によってはワセリンが合わないというお子様もいます。

勝手に保湿剤を決めずに、必ず皮膚科を受診してからにしてください。

アトピー予防に有効な方法は?

新生児のうちにやっておきたい予防法

新生児のうちに、アトピーがひどくならないようにしておきたい。

アトピー体質の子供を持つ親ならだれもがそう願っていることでしょう。

最近では、新生児のうちからできる予防法として、保湿剤の利用が有効という研究結果が出てきています。

今までアレルギー疾患の発症予防については、妊婦のアレルゲン食物制限など様々な試みが行われていましたが、ほとんど失敗していました。
今回、私たちは乳児期からの保湿剤の使用がアトピー性皮膚炎の発症を予防できるかもしれないという仮説をRCTの手法を用いて証明しました。
国立成育医療研究センター『世界初・アレルギー疾患の発症予防法を発見(アトピー性皮膚炎発症が卵アレルギーの発症と関連)』より抜粋
http://www.ncchd.go.jp/press/2014/topic141001-1.html

赤ちゃんは何もしなくても肌がみずみずしいものですが、アトピー体質の子供は乾燥気味の肌の場合もあります。

病院でアトピーと診断された、もしくは乾燥肌っぽくてざらざらしている場合は、医師に相談して保湿剤を処方してもらってください。

大人の保湿剤は子供の肌に合わない場合もありますので、軽い気持ちで使わず、必ず専門家に相談してくださいね。

妊婦のうちから腸内環境を整える

子供が生まれたときの赤ちゃんの腸内環境は妊娠中のお母さんの生活や食事環境にかかっています。

腸内環境が整っていないとアトピー体質になりやすくなるとも言われていますので、最大限の考慮をし、和食中心の食事を心掛けましょう。

バランスが良いことはもちろんですが、腸内に良い影響を与えてくれる「善玉菌」を意識すると、より腸内環境を整えられます。

なにげなく食べるものが赤ちゃんの体質を決めるということですね。

お母さんはお腹が大きくなるので生活に負担もかかり、食生活を整えて継続するのはなかなか大変な作業です。

毎日のちょっとした工夫だけでも構いませんので、食事のバランスがとれるよう意識しておきましょう。

おすすめは「ご飯とお味噌汁」を基本としたメニューを考えることです。

いま広がりを見せている「一汁一菜」を大切にしておくと、毎日のメニューを決めるときにぶれることがなくなります。

野菜たっぷりのお味噌汁はそれだけで立派な一品になりますし、食生活を整える大きな一歩として大変役立ってくれます。

「食生活を整えると言っても…」

そんな風に戸惑いがある人は、ぜひお味噌汁とご飯を中心にしたメニューを取り入れてみてください。

妊娠中の食事制限はアトピー発症予防になる?

「妊娠中に卵や牛乳、小麦を避けると子供のアトピー性皮膚炎予防に有効」

そんな話を聞いたことはありませんか。

つい数年前まで妊娠中・授乳中の食事制限が子供のアトピーや食物アレルギー予防になると言われていました。

しかし、今では有効ではないと結論付けられています。

(参照:http://haziiku.com/635.html#i-5 アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2016 年版)

つまり、お母さんが食事でアレルゲンを避けたとしても、子供のアレルギー、アトピーには影響を及ぼさないということです。

お母さん自身に食物アレルギーがある場合以外は、バランスの取れた食事を摂ることだけを意識してください。

アトピーを悪化させない方法

生活環境改善が最も重要

アトピーがひどくなるのは誰でも避けたいはずです。もしお子様がアトピー体質だと分かったら、どうすればよいのでしょうか。

子供のアトピーを悪化させないために最も大切なのは、アレルゲンを避けることです。

ほこりやダニが室内に滞在しないよう清潔にしておき、食べるのにも気を付けながら生活環境を整えていきましょう。

あまり気にしすぎるとお母さんの負担も大きくなってしまいます。できることから始め、少しずつ実行するぐらいの気持ちで、生活環境を整えてあげてください。

「健康な体」を意識すること

「アトピー」だけに注力するのではなく、「健康な体づくり」を意識することも大切です。

食事のバランスを整えたり、運動させる機会を作ってみたり、生活をトータルで見直し、健康な体を少しずつ作っていけるようにしましょう。

もちろん、皮膚の症状が重度の場合は医師にサポートを受けることも必要ですので、皮膚の状態を確認することも忘れずに。

一気になおそうとせず、できる部分から取り組んでみてください。

そして皮膚表面が乾燥しないようしっかりと保湿するなど、日々のケアも大切にしてくださいね。

紹介文

『紫蘇エキス化粧品シリーズ』は、アトピーの方でも安心して使うことができる自然由来の化粧品です。

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シソ葉エキスは薬ではありません 【運営責任者監修】

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ただし紫蘇エキスは分類はあくまで食品からのシソ由来であり、病気の治療や即効性を期待して使用するような医薬品ではありません。穏やかな生薬の効き目で健康やスキンケアをサポートするために気長にご利用いただく性質のものですので、疾患としてお悩みの方は専門の医師にご相談ください。

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監修 株式会社 美建漢方研究所
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