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紫蘇とアレルギーの関係
紫蘇とアレルギーには関係性があることを知っていましたか?紫蘇と聞くと健康によさそうなイメージがありますが、実はアレルギー体質の人にとっては、アレルギーを引き起こす成分ともなることもあります。
しかしまた異なる紫蘇の成分はアレルギーに効果があるのです。一見、複雑な植物のようにも思えますね。紫蘇の成分についてもう少し詳しく見ていきましょう。
紫蘇の中のアレルギーを引き起こす成分
紫蘇の中の香りの成分の中の「ペリドアルデヒド」という成分がアレルギーを引き起こす原因になる可能性があると言われています。
これだけ聞くと「紫蘇ってアレルギーによくないのね」と思われがちですが、紫蘇にはアレルギーを抑制する効果もあり注目を集めています。一つの食材に相反する二つの効用が混在している植物と言ってよいでしょう。
紫蘇の中のアレルギーを抑制する成分
紫蘇に含まれる「ルテオリン」という物質は、抗アレルギー効果や抗炎症作用があると言われています。
ルテオリンは免疫が過剰に分泌されるのを抑える働きをします。アトピー・喘息・花粉症・鼻炎などのアレルギー性疾患を改善する効果があると言われています。紫蘇の中のこの成分は“アレルギーの薬よりも効く”と言われているほどなので、アレルギー抑制にとってどれほど優れた成分かわかると思います。
また紫蘇の油から抽出される「αリノレン酸」には必須不飽和脂肪酸が70%も含まれていると言われています。αリノレン酸もまたアレルギーを抑える働きがあるので、花粉症の改善などにシソエキスが勧められることがあります。
そのほか葉や実に含まれる「ロズマリン酸」も皮膚の炎症やかゆみ、喘息、花粉症に効果があります。主にヒスタミンが浮遊するのを防ぎ、症状を抑えると言われています。
この成分はTNFという腫瘍壊死因子が作られることを抑制する働きがあるという結果が得られています。このことから、紫蘇から得られるシソエキスは、アレルギーに対しても有効に働くことがわかるかと思います。
シソエキスはどんな成分?
シソエキスは紫蘇の葉や茎の部分から抽出して得られるエキスです。色は淡黄褐色から赤みがかった褐色をしていますが、にごりがなく透明な液体です。
「ペリルアルデヒド」「αリモネン」「ルテオリン」「ロズマリン酸」「アピゲニン」などのフライボノイド配糖体と言われる物質を含みます。フラボノイド配糖体とは糖が結合した化合物です。
ペリルアルデヒド、αリモネンは紫蘇特有の香りの元の成分です。
ルテオリンは抗アレルギー成分だと言われています。精油の成分を0.5%含んでいます。また他に、免疫機構のバランスを整える働きがあることも確認されています。
紫蘇の独特の香りや風味から、強い刺激があるかもしれないと思う人もいるでしょう。しかし、シソエキスの状態では、かぶれの原因となる物質、「ペリルアルデヒド」「ペリラケトン」を除去しているので、強い刺激があるどころか、敏感肌でも問題ありません。
安全性についても、おなじみの通り紫蘇の葉は古くから食べられているので「化粧品毒性判定辞典」でも問題がないと記載されています。
シソエキス配合化粧品の効果
シソエキスが化粧品に配合される時には、保湿や炎症防止の効果が期待されています。アトピーなどアレルギー肌にも刺激が少なく有効とされているので、敏感肌用のスキンケア用品にも配合されています。
その他毛穴を引き締める収れん作用や炎症を鎮める消炎作用も期待されています。敏感肌の化粧品やそれ以外でも保湿を重視した化粧品によく使用されていることがわかります。
肌荒れを防いだり、皮膚を保湿しうるおいと柔らかさを保つ効果がみられるようです。それだけでなく、抗酸化作用や夏には特に気になる美白作用も。
化粧品に配合された時は、紫蘇の独特の香りがするのか気になる人もいるかもしれませんが、紫蘇の香りがした、という化粧品は見られなく、ほとんど香りがないか、別の香料の香りとなっていて、シソエキス自体の香りはありません。
実際に使用した感想として「スキンケアの時に肌が化粧品を吸い込むようだった」という意見や「ニキビがなくなった」という感想が挙げられています。
アトピーなどで肌が過敏になっている人も「ピリピリしなかった」という感想があるので、敏感肌で炎症が出ていて、どの化粧品を試してみても刺激が気になった!という人にも試してみる価値があるのでないでしょうか。
シソエキスの化粧品以外の使われ方
シソエキスはスキンケアの目的以外でも日常的に使われています。どんなものがあるかご紹介していきましょう。
シソエキスを腸の活性化に役立てることもできます。シソエキスにオリゴ糖を加えて、紫蘇ジュースにし、腸の善玉菌を増やし快便をもたらすことに役立てることができます。
また肌への美肌効果から、飲む化粧品としてドリンクにして販売もされているのはご存知ですか?
その他に抗アレルギー効果が着目され、大学薬学部との共同開発でシソエキスを独自開発した機関もあります。
漢方でもシソエキスは用いられており、発汗、利尿、喘息などに効果がある生薬とされています。
このように紫蘇のメリットを惜しみなく幅広く用いられていることがわかると思います。
まとめ
いかがでしょうか。シソエキス化粧品は、アレルギーを持っている人だけでなく、普通肌の人にも十分自然のめぐみをもたらしてくれる製品であることがおわかりいただけたかと思います。
紫蘇の独特の香りから、まさか化粧品に・・・?というイメージであった人にも身近なものに感じられたのでないでしょうか。
お肌に対するうるおいは一年中与えていただきたいものなので、敏感肌の人はもちろんのことすべての肌質の人が、シソエキス化粧品を使ってみられることをおすすめします。
シソ葉エキスは薬ではありません 【運営責任者監修】
※使用にあたってのご注意※
紫蘇は昔から体に良いものと知られており、アレルギー性疾患を軽くするために肌に直接塗布するなど、民間療法としても長い間利用されています。食事として気軽に栄養を摂ることができる野菜でもあります。
ただし紫蘇エキスは分類はあくまで食品からのシソ由来であり、病気の治療や即効性を期待して使用するような医薬品ではありません。
穏やかな生薬の効き目で健康やスキンケアをサポートするために気長にご利用いただく性質のものですので、疾患としてお悩みの方は専門の医師にご相談ください。

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