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皮膚科では肌荒れ=乾燥だって本当?

皮膚科では肌荒れ=乾燥と診断されるほど、乾燥は肌がダメージを受けている状態です
「肌荒れ」と聞くと「ニキビ?」「毛穴?」と、何かしらの症状を思い浮かべるかと思います。
ですが、実は皮膚科で肌荒れの定義を聞くと「乾燥」と言われています。
健康な肌状態というのは、肌内部の水分と表面を覆う油分がバランス良い量で保たれていること。
ですから、水分が不足した乾燥状態は既に“肌荒れ”ということになるのです。
とはいえ、一般的なイメージでは、乾燥からスタートした肌の炎症を“肌荒れ”と思う人のほうが多いことでしょう。
その中でも、多くの人が悩みと思う症状が下記の4つになります。
<悪化した肌荒れ4大症状について>
- 乾燥
- ニキビ/吹き出物
- 湿疹/炎症
- 毛穴トラブル
再度「乾燥」が入っているのは、粉をふいたり、皮が剥けてしまうなどの状態に進んでしまっても「乾燥肌」とまとめられるからです。
ちなみに「シミ・シワ」などは肌荒れじゃないの?と思う人がいるかもしれませんが、シミ・シワがあっても、十分に潤っていれば健康的な肌といえますので、肌荒れからは除外します。
また湿疹などは顔よりも体に出ることが多い傾向にありますが、お肌の上にできたトラブルのひとつで、大きな悩みとなる肌荒れの分類に入るでしょう。
季節による肌荒れの特徴や原因について

季節の変わり目や、この季節に限って肌が弱る・・・という人がたくさんいます
健康的な肌の人でも季節の変わり目だけ肌の調子が悪くなる人や、決まった季節にはどうしてもポツポツと吹き出物ができてしまうなど一時的に肌が荒れてしまうという人がいます。
最近ではそのような肌状態は“ゆらぎ肌”と呼ばれています。
いつも通りで化粧品を変えたわけでもないのに、なんだか肌の調子が悪い・・・。
-春であれば、冬から続いていた乾燥による不調。
-急激に上がる紫外線量、花粉やPM2.5の肌への負荷による不調。
-秋になる頃であれば、急激な乾燥する空気に肌が刺激に弱くなる不調
など。
不調の症状は大きく分けて二つの傾向があります。
<混合肌状態>
カサカサしているのに、べたつく箇所もある、むずむずした感覚の混合肌状態。
ニキビができたり、毛穴が皮脂でふさがって開いてしまうといったことが起きやすくなります。
<超乾燥肌状態>
カサカサした感覚通りに、粉を吹いたりかゆみを感じる超乾燥肌。
乾燥して肌のキメが乱れ、化粧ノリが悪くなるだけでなく、水分が足りないため刺激に弱く、かゆみやピリピリすることがあります。
また4月や9月など、生活のリズムや環境ががらりと変わる人も多く、人間関係などの緊張感で精神面のストレスが知らず知らずのうちに出てしまい、肌に影響を及ぼしていることもあります。
外部からの刺激と内部からの疲れが同時に起こりやすいのが季節の変わり目で、お肌の免疫力が落ちてしまうのが原因です。
肌荒れした皮膚(乾燥)が起こす変化ってどんなもの?

肌の構成と乾燥している状態
肌が乾燥した状態になると、肌が次の段階に進んでしまいます。
おおまかに次の4段階で変化していきます。
1. 角質細胞層の水分量が減る
肌荒れ一番最初の段階はまずこれ。この段階では一時的なものですので、このときに保湿をしっかりすると持ち直せるのですが、ほったらかしにしていると、水分の含有量がどんどん減ってしまいます。
2. 皮膚のバリア機能が低下
肌に水分が不足していると、外部からの刺激に敏感になります。さらに皮膚から空気中に水分が蒸発してしまうという状態に進んでいきます。
3. ターンオーバーの周期の乱れ
通常であれば28日周期を目安に代謝がおき、新しい肌と生まれ変わっていくものなのですが、古い角質が残ったままになったり、通常であれば死んだ角質が剥がれていくはずなのに、まだ死んでいない核が残った状態の細胞が剥がれてしまうことがあります。
4. 天然保湿因子(NMF)が減少する
天然保湿因子(NMF)を作るアミノ酸が減り、天然保湿因子が作られなくなり、角質細胞層に水分を保つ機能が落ちてしまいます。さらにこのような状態では、プラスミンというタンパク質分解酵素の一種が肌荒れを発生させやすくすることもわかっています。
このように段階を経てどんどん悪化してしまう“肌荒れ”ですが、初期段階、つまり“乾燥”を何とかすれば、最も簡単なお手入れで、悪化を防ぐこともできるということになります。
お薬以外で生活に取り入れたい、肌荒れを治す“紫根”

ムラサキの根っこが紫根になります
皮膚科に行けば抗生物質や漢方薬など、それ以上悪化させないための方法を考えてくれます。
皮膚科はただ早く治すだけではなく、痕に残らないことなども考慮してもらえる美容外科分野の治療もありますので、綺麗に、少しでも早く改善したいときには医療機関を利用するのはいい考えだと思います。
ですが、日常生活でお肌を肌荒れから守るサポートをしてくれるものを取り入れてみませんか?
今回おすすめしたいのが、漢方薬にも昔から使われている“紫根”。
紫根の優れた効能は昔から知られており、軟膏などの傷を治す塗り薬としても古くから使われ続けていますが、日本国内では絶滅危惧種IBとされるほど現在では貴重な植物で、現在は中国からの輸入が中心となっています。
肌の炎症を改善し、さらに肌に水分を保持する力が高いため、乾燥だけではなく、乾燥+乾燥から発展したダメージも穏やかに治していく力があるのです。
保湿された状態の肌は自己治癒力も高まるため、まさに一石二鳥のすごい植物なのです。
肌荒れをしない肌に。治す力をもつためのスキンケア法

健康的な肌状態にするスキンケアは毎日の継続が大切です
肌荒れ=乾燥と考えたら、真っ先にすることが乾燥対策ということはお分かりになりますよね。
そのためには“乾燥を絶対におこさない保湿ケア”は必須条件です。
<肌荒れの特徴別ケア>
●混合肌の人は皮脂や古い角質を残さないようにしながら保湿をすることが大切です。
肌の水分を奪い過ぎない洗顔料を使ってお肌を清潔にしつつ、高い保湿効果のある化粧水とクリームなどで肌の中の水分を長時間キープできるようにします。
●超乾燥肌の人は摩擦が起きにくく、肌の基礎代謝力をあげるお手入れが合っています。
超乾燥肌は摩擦にとても弱いため、へたった泡の洗顔料では指の腹でゴシゴシこすりがち。
泡立ちの良い洗顔料を使い、泡のみで洗顔をします。
洗顔の際にも保湿をしてくれる働きがある洗顔料が理想的で、そのあと使用する化粧水は保湿はもちろん、肌の免疫力や基礎代謝力をアップしてくれるものがおすすめです。
いずれの肌にも保湿が必須で、さらに紫根のように肌ダメージを回復させていく成分が入った化粧品は、肌荒れ時の使用にとても合っているといえるでしょう。

紫根エキス和漢自然派基礎化粧品
肌荒れ初期の乾燥も炎症も
穏やかな肌へと潤す“紫根”
日本の伝承品「紫草の根 紫根(シコン)」の歴史は古く、万葉集に見ることができます。美健漢方研究所では、1978年、創業当初より歳月をかけて“紫根の力”を最大限に引き出す「紫根基礎化粧品」を開発、改良を重ねてきました。使い続けることでお肌自体をリフレッシュして“肌の自活力”を高めてくれます。