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人の第一印象を“不潔”にしてしまう“フケ”はなぜ出てくるの?

フケのイメージはマイナスしかありません
白い粉のようなフケは、それだけで第一印象をマイナスにしてしまいます。
フケが目立つと不潔な印象に見え、なるべくフケは出ないようにしたいものですが、実はフケは日本人に多い頭皮トラブルのひとつです。
男女問わず髪の悩みの8割以上が「フケが悩み」と答えるなど、発生しやすいことは間違いありません。
フケは頭皮の角質が角化しないまま、まとまって塊となり、はがれてきたもので、漢字にすると「雲脂」や「頭垢」と書くそうです。
「脂」や「頭垢」という言葉がつくことから見ても、あまり見た目に美しいものではないと感じますよね。
とはいえ、フケは必ずしも不潔な環境だから出てくる症状ではなく、毎日きちんとシャンプーをしていても出てくることがあります。
ではなぜフケが出てくるのでしょうか?
次々に肩に降ってくる“フケ”が出てくる原因は?

ブラッシングで落ちてくるフケが気になります
頭を振ったり、髪をブラッシングしたりして一度に落としたフケ。でも時間が経つとまたたくさん出てきてしまう。
フケのタイプは大きく分けて二つあります。
●パラパラした乾燥したフケの原因
まるで粉雪のような、頭を振っただけでパラパラと舞い降りてくる乾燥したフケ。
乾燥肌の人やアトピー性皮膚炎の人、生後まもない赤ちゃんなどに出やすいタイプのフケです。
フケは頭皮の角質が剥がれ落ちたものですが、頭皮が乾燥してしまうことで発生しているタイプです。
●ベトベトした湿ったフケの原因
髪から落ちるよりも、髪の毛に絡みつくことが多い、しっとりとした脂性タイプのフケ。
同時に臭いなども出やすいことから、乾燥フケよりも不衛生な印象が強まります。
フケに頭皮から分泌された皮脂などが残っているため、触った感じがベタついて大きめのフケになり、ブラシなどで髪をとかすとブラシに残ってしまうこともあります。
また、健康的な頭皮は白っぽい色ですが、フケに皮脂が混ざっていると、酸化して黄色っぽい色味がつき、髪のベタつきも伴うことが多いタイプです。
いずれのタイプにしても、フケの印象は良いものではありません。
特に仕事をしている人などは、印象を左右する重要な身だしなみとして対策を考えたほうがいいでしょう。
“フケ”を出さないようにする効果的な予防法とは?

食生活の偏りはよくありません
フケが発生する原因に応じて適した予防法を試していきましょう。
フケは汗、皮脂、ホコリなどが混ざっていて、これに微生物や雑菌などが合体して増えていくと、頭皮にかゆみを感じるようになることがあります。
かゆみを感じた時に掻いてしまうと、頭皮が炎症をおこし、さらにフケが増えるという悪循環に結びつくことがあるので、そうなる前の対策が必須です。
まずフケが出やすい環境は下記の通りです。
- 生活習慣の乱れ
- 食生活の乱れ
- 栄養不足
- 体調不良
- パーマやカラーでの頭皮ダメージ
- シャンプーで髪の洗いすぎ、または洗わなすぎ
- ヘアケア化粧品が頭皮や髪に合わない
- 加齢
頭皮が健やかな状態かどうかは、日々健康的な生活を送っているかも重要です。
ファーストフードしか食べない、野菜を食べない、深夜のドカ食いなど、胃腸に負担がかかり栄養も偏っている食生活も頭皮の乾燥や皮脂の過剰分泌につながることがあります。
ストレスや寝不足、体の疲労が全く取れないといった生活を送っている時、お肌が荒れることがありますよね。それと同様に頭皮や髪も不健康な状態に変わります。
また加齢にともない、頭皮も保湿力が落ちていき乾燥しやすくなります。
昔と同じ生活を送っているのにフケが出やすくなったという場合は、年齢を重ねたことによる乾燥ということがあるかもしれません。
そして日々の洗髪で使うシャンプー類が肌に合っていなかったり、頭皮が刺激を感じるようになっていたら、肌に優しいヘアケア化粧品に変える時期がきているのかもしれません。
治療が必要な“フケ”もあるって本当?

医療機関のカウンセリングも有効です
フケが気になり始めたら、真っ先に変えるのはシャンプーなどのヘアケアアイテム。
シャンプーのメーカーを見直したり、洗う回数を考えてみたり、案外それだけでも良い方向に変わることが多々あります。
ですが、それでも一向にフケが減らなかったり、きちんと洗ってもかゆみが残ったりする場合は、皮膚科でカウンセリングを受けてみましょう。
自己流を続けすぎた結果、より頭皮の状態を悪化させている場合もあります。その前に、原因と治療法を正しく把握し、いち早く治療を始めましょう。
ちなみに病院での治療が必要なフケは下記のような症状があります。
- 「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」
- 「頭部乾性脂漏(とうぶかんせいしろう)」
- 「尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)」
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)という皮膚の炎症が原因で発生するフケがあります。悪化するとかゆみや炎症、湿疹、かさぶたのようなものができることがあります。これは真菌が繁殖してしまうことから悪化するため、抗真菌剤を処方されて治療していくことが多い症状です。
頭部乾性脂漏(とうぶかんせいしろう)という、灰色がかった米ぬかのようなものが発生することがあり、多くの場合、かゆみも出ます。「ふけ症」とも呼ばれるため、健康的な生理現象としてのフケよりも、頭皮の新陳代謝が早まって大小のフケが落ちてくるため量が多い場合があります。
尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)は、一般的に“疥癬(かいせん)”と呼ばれる中でも約90%を占めるものです。治っては発症・・・を繰り返し、完治する人は少ないのですが、ストレスを軽減させるなど、上手に付き合っていくことが大切です。
一度発症すると、日常的なケアが逆効果となる場合がありますので、なるべく早めにお医者様に相談をし、正しい治療を始めましょう。
“フケ”を予防するためのヘアケア化粧品はどんなものがオススメ?

洗浄力が穏やかなシャンプーを選びましょう
フケが止まらない人には、洗浄力や刺激が強いシャンプーは逆効果。
乾燥性と脂性のフケとタイプが違っていても、洗うことで「頭皮や髪が乾燥してしまう」、「皮脂の分泌が促進されてしまう」、どちらもフケ予防をするための環境としてはよくありません。
頭皮が清潔になるような洗浄力は必要ですが、皮脂をとりすぎない弱酸性のシャンプーを使って「スカルプ(頭皮)ケア」に集中し、気持ちがいい頭皮にしていきましょう。
フケが出ない健康的な状態の頭皮にするためのお手入れには、3つのポイントが大切になります。
- 頭皮頭髪が清潔
- 毛孔の汚れが残らない
- 血行がよい頭皮
よく薄毛対策でも「スカルプケア」が注目されていますが、理屈は全く同じです。
髪の毛根の周囲では、絶えず皮脂分泌が行われています。この皮脂の量は他の皮膚と比べてずっと多く、汗などの湿り気も重なって、微生物まで繁殖していくのです。
これらを毎日落とさないままでいると、皮脂が酸化し、過酸化脂質という状態に変わっていきます。
これを一日二日とそのままにしておくと、嫌な臭いまで発生するようになり、フケも出てくるようになり、“不潔なフケ”という図式が完成してしまうのです。
適度な洗浄力で頭皮を洗い上げつつ、乾燥から頭皮を守り、お肌を保湿する化粧品のようなヘアケアアイテムを選びましょう。
中でも弱酸性で頭皮への刺激が少ないアミノ酸系、頭皮や髪の水分が蒸発するのを防ぐヘアケア化粧品がオススメです!

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