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どうして顔がくすんでしまったの?
日焼けをして肌が黒くなった、というのとは明らかに違うぼんやりと黒ずんだ顔色。
シミのようにはっきりと形が確認できる感じではなく、顔全体が暗くなっているのがくすみの特徴です。
ただ、顔のくすみは日常生活の中にちょっとしたケアを取り入れるだけで、かなり改善することが多いものです。
でははじめに、顔のくすみはどうして作られてしまったのか、いくつかの原因を確認してみましょう。
メラニン
紫外線や摩擦のダメージ、炎症などでメラニンが多量に生成されます。ダメージを受けた肌はターンオーバーの周期が乱れることが多く、古い角質となったメラニンがうまく剥がれ落ちずに茶色いくすみとなって肌表面に残ります。
血行不良
血行が悪いと肌細胞に酸素や栄養が十分に届かなくなります。またリンパの流れも悪くなるので老廃物を排出する機能も低下します。血色が悪い状態な上にターンオーバーも乱れるため、青みがかったくすみが起こります。
老化
年齢とともに女性ホルモンが減少し、ハリや弾力を保つ組織も衰えていきます。その結果シワやたるみを伴ったくすみができます。またターンオーバーの周期も長くなるため、古い角質が肌表面に残ってくすみにつながります。
乾燥
肌表面に潤いがあってキメが整っていると、光の反射が均一でツヤや透明感がある顔にみえます。反対に肌表面が乾燥するとキメが乱れてデコボコするため、影ができて顔全体がくすんでみえてしまいます。
食べ物
糖質や脂質の過剰摂取は黄色みがかったくすみを引き起こします。
摂り過ぎた糖がたんぱく質と結びついてAGEs(終末糖化産物)に変化することを糖化、脂がたんぱく質と結びついてALEs(終末過酸化産物)に変化することをカルボニル化といいます。いずれも肌に悪い影響を与える物質です。
くすんだ顔ってどんな状態?
顔がくすむ原因をいくつか紹介しましたが、ほとんどの原因に共通する肌状態は下記の3つといえます。
- ターンオーバーが乱れている
- 肌表面や内部が水分不足を起こしている
- 栄養が偏ったり十分に供給されていない
顔のくすみは、ピンポイントでできるシミなどと違って、顔全体に現れます。くすみを隠そうと思ったら顔全体をカバーしなければなりません。
そのため、多めのファンデーションで色ムラを均一にしたり、ツヤ感をアップさせるようなチークやコントロールカラーをつい厚めに重ね塗りしてしまいがちです。
しかしくすみ肌は健康な状態ではないので、くすみカバーのための化粧もダメージとなり、症状を悪化させている可能性があります。
また、顔のくすみの原因は外側からだけでなく、体の内側からの影響も大いにあるといえます。
食べて顔のくすみを取る方法
顔のくすみは、内臓疾患など特別な病気によるものでなければセルフケアで徐々に改善が期待できます。
カラダの内側から顔のくすみを改善する方法として、効果的な成分を多く含んだ食材を取り入れてみましょう。
顔のくすみ改善に効果的な成分と、それらを多く含む食材をご紹介します。
・ビタミンC
ビタミンCはメラニンの元であるチロシナーゼの働きを阻害します。水溶性ビタミンなので水洗いしすぎたり茹でると溶け出して流れてしまいますので、そのまま食べるか、炒め物や蒸し料理が適しています。
ビタミンCを多く含む食材
柑橘類・キウイ・アセロラ・パプリカ・ゴーヤなど
・ビタミンA
細胞を増やし肌の生成を助けます。また、ビタミンC、Eと一緒に摂ると活性酸素を抑制する働きがあります。
ビタミンAを多く含む食材
豚肉・鶏肉・レバー・うなぎ・かぼちゃなど
・ビタミンE
メラニン沈着を抑制します。また、抗酸化作用、新陳代謝の促進、血行促進に効果があります。
ビタミンEを多く含む食材
緑茶・アーモンド・えごま・アボカド・大豆など
・リコピン
抗酸化作用が抜群に優れています。活性酸素を排除する働きもあります。血流改善にも効果がある成分です。
リコピンを多く含む食材
トマト・スイカ・柿・グレープフルーツ・さくらんぼなど
・L-システイン
メラニン生成の抑制や色素沈着したメラニンの除去に効果があります。新陳代謝を促進する働きもあります。
L-システインを多く含む食材
かつお・鮭・いわし・鶏肉・カシューナッツなど
・エラグ酸
メラニン生成の抑制効果が高く、抗酸化作用にも優れています。ポリフェノールの一種です。
エラグ酸を多く含む食材
ザクロ・いちご・ブルーベリー・ラズベリー・アサイーなど
徹底保湿で顔のくすみを取る方法
顔のくすみを改善するために、外側からのケアで大切なのは保湿です。
たっぷり保湿して十分に潤いが肌に蓄えられると、ターンオーバーが正常化します。また、細胞ひとつひとつに栄養も行き渡るようになってきます。
では、保湿を重視したスキンケアアイテムの選び方と効果的な使い方を紹介します。
クレンジング
クレンジングはメイクを浮かせて落とすのが仕事ですが、保湿性にもこだわったものを選ぶと良いでしょう。
オイルタイプはメイクとなじみやすく、メイクが短時間でふわりと浮いてくれる特徴があります。
メイクの落とし残しがないようにしっかり浮かせるには、十分な量を使用することが大切です。少量で落とそうとするとメイクは浮ききらずに摩擦だけを肌に与えてしまうことになりますので注意しましょう。
洗顔
さっぱりタイプよりも潤いを残すタイプの洗顔料を選びましょう。
アミノ酸系の洗浄成分が使われている洗顔料は、肌の水分と油分のバランスを良い状態にしながら洗い上げることができておすすめです。
しっかり泡立てて泡のボールを作り、肌表面にボールを転がす感じで洗い上げます。
充分にすすいで洗顔料を残さないようにしましょう。
化粧水
保湿効果重視で選びましょう。くすみはトラブル肌ですから、余計なものが入っていない自然派由来の化粧水が良いでしょう。
普段はコットンを使うよりも直接手のひらに取って使うことをおすすめします。化粧水を顔全体になじませたら、水分が肌内部まで浸透するように手のひら全体で優しくハンドプレスします。
乳液
乳液は、化粧水で補給した水分の蒸発を防いで肌を保護するとともに、セラミドなどの美容成分を肌内部まで届けるのが役目です。
しかしくすみのあるトラブル肌は、乳液がなかなか肌に入ってくれない場合があります。できるだけテクスチャーが軽いタイプのものを選ぶほうがすんなり馴染みます。
やはり乳液も自然派由来の成分にこだわったものがおすすめです。手のひら全体や指の腹で、優しくマッサージするように馴染ませます。
クリーム
化粧水と乳液で肌の状態が整うと、有効成分が浸透しやすくなります。クリームは、水分を肌内部にしっかりキープしてバランスの良い油分を保つ働きをしてくれます。
高保湿なクリームを選ぶようにしましょう。植物由来の有効成分が配合されているとよりいっそう良い効果が期待できるでしょう。
自然派由来の成分に頼るのが効果的
顔のくすみは、肌が本来持つ力を引き出すことで改善できます。そのために、カラダの内側と外側から働きかけることが大切なのです。
内側からは直接摂取する食材でくすみにアプローチするのですから、外側からのスキンケアも自然派由来の成分にこだわりたいものです。
そこでおすすめなのが薬用植物を原料とした基礎化粧品です。
肌に良い薬用植物の中でも特に高い効果で有名なものは、次のようなものがあります。
- 保湿効果→アロエ、カミツレ
- アンチエイジング効果→オタネニンジン
- 美白効果→ムラサキ
- 消炎効果→カンゾウ
ぜひ基礎化粧品選びの際は参考にしてみてくださいね。

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