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目元がくすみやすいのはなぜ?
顔のパーツの中でも特にくすみや黒ずみが出やすい目元。くぼんで見えたり、たるんで見えたりして、とても気になります。
なぜ目元はくすみやすいのでしょうか。その答えは目の周りの皮膚の構造にあります。
目元は角質層が非常に薄い
肌は、外側から表皮(ひょうひ)→真皮(しんぴ)→皮下組織(ひかそしき)で構成されています。
一番外側の表皮は、肌表面から順に角質層(かくしつそう)→顆粒層(かりゅうそう)→有棘層(ゆうきょくそう)→基底層(きていそう)の4層構成。
この一番外側にある角質層が、目元はとっても薄いのです。
例えば頬は10層、足の裏に至っては100層なのに対し、まぶたはわずか5層。卵の薄皮ほどの薄さ、といえばイメージしやすいでしょうか。
そのため、目元はとても刺激を受けやすい場所なのです。
目元は汗腺(かんせん)・皮脂腺(ひしせん)が極端に少ない
健康な肌は、肌表面が皮脂膜(ひしまく)と呼ばれる保護膜で覆われていて、外的刺激から肌内部の組織を守ったり、細菌などの侵入を防いだり、また、肌内部の水分が過剰に蒸発するのを防いでいます。
この皮脂膜は、皮脂と汗が混ざって作られた、とても高性能な天然のバリアです。
ところが目元は、汗腺・皮脂腺が極端に少ないという特徴があります。
そのため、他のパーツの肌表面よりも、皮脂膜が生成されにくく、とても乾燥しやすい場所なのです。
目元のくすみの特徴とは?
ひとくくりにくすみといっても、たるみを伴ったくすみであったり、顔色が悪い印象のくすみであったり、と、人それぞれで微妙に違いがあります。
目元のくすみは、おおまかに3つほどのタイプがあります。タイプごとに、その原因や特徴がすこしずつ違います。
青いくすみ
体調が悪いのかと心配されるような青みがかったくすみ。これは、主に血行不良が原因です。
仕事が忙しくて寝不足が続き、目に疲れをためすぎたり、パソコン、スマホの長時間操作などで目を酷使しすぎると、目の周りの筋肉(眼輪筋/がんりんきん)にコリが生じて血行不良になることがよくあります。
血行不良になると、肌を構成する重要な機関や細胞まで、十分な酸素や栄養が届かなくなり、肌環境が悪化してくすみの原因になります。
茶色いくすみ
日焼けをして色黒になったような、茶色っぽいくすみ。これは、メラニンの増加が主な原因です。
アイメイクをキレイに落とすことに集中しすぎて、ゴシゴシ擦り過ぎてしまうことはありませんか?これが目元の肌には大きな負担になります。
また、アイシャドウなどのメイクを過度にのせすぎたり、ビューラーでまつ毛をカールするときにまぶたを引っ張って負担をかけたりすることも、刺激になります。
花粉症などで目がかゆくなったり、疲れ目などでつい目をこする癖がある場合にも、肌への負担に。
これらの行為が刺激になり、防御反応としてメラニンが過剰に生成されてしまうと同時に、肌のバランスが崩れて代謝機能が狂ってしまい、メラニンは肌表面に残ったままになってしまいます。これが色素沈着です。
黒いくすみ
上まぶたにも、涙袋にも細かいシワが寄ったようになって全体的に黒味がかったくすみ。
このくすみは、加齢による肌の衰えが原因です。ちりめんジワやたるみを伴っていることが多いのが特徴です。
ちりめんジワやたるみは、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが減少し、保水力・保湿力が低下し、肌全体を持ち上げて支える力がなくなってくることから発生します。
肌表面は極度に乾燥していることが多く、ハリや弾力がないため、メイクの際にも非常に手こずることになります。
また、これにより肌がくすんでくるのは、肌内部の機能が衰えることにより、代謝機能も低下するため、色素細胞がうまく剥がれ落ちることができず、とどまってしまっているからです。
目元のくすみの3つのタイプの共通点は”乾燥”!
目元のくすみのタイプはそれぞれ、原因が異なるところもありました。
しかし、この3つのタイプ、共通していることがあります。それは、すべてのタイプの肌状態が、“乾燥”しているということ。
血行不良による青いくすみは、酸素や栄養が行かなくなることで肌内部の機能が低下して保水力が下がってしまい、乾燥を引き起こします。
紫外線や擦り過ぎによる刺激が原因の茶色いくすみは、肌内部の環境のバランスが崩れて水分が不足した状態です。
加齢による肌老化が原因の黒いくすみは、肌内部のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸といった保水力やハリや弾力をキープする組織が減少するために、水分を十分に溜め込む力がなくなってしまい、発生します。
先にも述べた通り、目元の肌はとても薄く、ただでさえ乾燥しやすい場所です。そのため、他のどのパーツよりも、乾燥によるダメージがくすみとなって表れやすいのです。
クリアな目元には保湿を意識したお手入れが大切!
目元のくすみを改善するには、なによりもまず、保湿が最優先です。
目元のハリや透明感をアップさせるアイクリームや目元専用の美容液は、とても効果がありますが、乾燥してダメージを直に受けやすい状態の肌では、せっかくのアイテムも効果を十分に発揮できません。
それどころか、逆に刺激を与えてしまい、症状が悪化してしまう恐れもあります。
まずは、保湿を意識したお手入れを心がけましょう。おすすめのお手入れをいくつかご紹介します。
優しいクレンジング
メイクを落とすときには、絶対にこすり過ぎないようにしましょう。
アイメイクは特に落ちにくいことが多く、早く落としたいときにはつい強くこすってしまいがちですが、ゆっくり優しく落としても、必ずキレイに落ちます。
メイクを完全に落とし切れていないことが原因で、メイクの色が残ってしまうことが色素沈着だと思われがちですが、それは全く違います。
アイシャドウやアイラインなど、メイク用品の粒子は肌の奥に入り込むほど小さくないので安心してください。
優しく、刺激を与えないことを第一に考えてクレンジングしましょう。
蒸しタオルで温める
血行不良によるくすみにはとても効果的です。それ以外のタイプのくすみにも、蒸しタオルで温めるのは効果があります。
乾燥してダメージを受けている肌は、リンパの流れも滞っているため、むくみやすいという特徴があります。
熱すぎず、ぬるすぎない気持ちのいい温度に温めたタオルでそっと目を覆い、休ませてみましょう。むくみが取れてすっきりします。
蒸しタオルで温めたあとは、時間を置かずに化粧水などでたっぷり潤いを与えてください。
化粧水で目元のコットンパック
化粧水は肌へのダメージを考えると基本は手で付けるのがおすすめなのですが、目元にはあえてコットンを使ってみましょう。
刺激がなく、保湿効果の高い化粧水を選ぶことが大切です。
やり方は、コットンにたっぷり化粧水を染み込ませてそっと目の上に乗せるだけ。とっても簡単です。
長時間のコットンパックは、逆にコットンが肌の水分を吸収して、乾燥を招いてしまうので、5分くらいがベストです。
乳液やクリームは目元に特に有効
目元は乾燥しやすいので、顔のパーツの中でも特に乳液やクリームが効果を発揮します。
色素の悩みも乾燥も、まとめて改善してくれる”紫根エキス”
目元のくすみ改善の基本として、毎日必ず行うケアは保湿です。
毎日使うものだから、ぴったり肌に合った基礎化粧品を選びたいものです。
特に、敏感な目元のくすみを集中的に改善したいとなれば、高い効果が期待できるのはもちろん、肌に優しいことも重要なポイント。
そこでおすすめのスキンケアシリーズが、「紫根(シコン)エキス和漢自然派基礎化粧品」です。
薬用植物「ムラサキ」の根から作る生薬、紫根。
紫根は、保湿効果がとても高いことで知られています。また、“色素の悩みには紫根”といわれるほど、ターンオーバーを正常化させる働きに優れています。
「紫根(シコン)エキス和漢自然派基礎化粧品」は肌に優しい無香料・無着色・旧指定成分無添加の自然派化粧品です。
デリケートな目元のくすみ改善に、「紫根(シコン)エキス和漢自然派基礎化粧品」を是非お試しになってみてはいかがでしょうか。

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