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乾燥肌がなかなか治らないのはなぜ?
冬になると空気が乾燥するので肌も普段より乾燥する、ということは誰にでもよくあるのですが、乾燥肌の方の場合、季節に関係なくずっと乾燥している状態が続いて、しかもなかなか治らないとお悩みですよね。
乾燥肌がなかなか治らないのはどうしてなのでしょうか。肌の状態には、以下の3つの要素が大きく関係しています。
乾燥肌に関連する3つの要素
皮脂膜
肌の表面で汗と皮脂がバランスよく混ざり合い、角質層にため込んだ水分の蒸発を防いで潤いを保ってくれる「天然のクリーム」です。
汗と皮脂のバランスが崩れ、肌内部の水分量が不足し、それを補おうとして脂分が過剰に分泌されてしまうと、肌表面はべたついているのに肌内部は水分不足でカラカラな「脂性乾燥肌」になりがちです。
天然保湿因子(NMF)
肌表面の角質層の中にあり、肌内部の水分を保つ重要な働きをしてくれる20種類ほどの物質のことです。
加齢により角質層の天然保湿因子は減少し、保水力が低下します。高価な化粧品を使用しても効果が出にくく、乾燥が一向に改善しない状態。これが「加齢性乾燥肌」です。
細胞間脂質
角質層にある角質細胞の間に存在する脂質のことです。外からの刺激から肌を守るバリア機能の一端を担い、肌内部の水分を過剰に蒸発させないようにしています。
角質層の水分量が減少すると、細胞間脂質が乱れ、肌表面のバリア機能が低下して肌トラブルを起こしやすくなります。「乾燥性敏感肌」がこの状態の肌です。
さらにこれらのトラブル肌が悪化すると、肌は常に乾燥状態になり、肌表面が白く粉がふいたようになったり、炎症を起こしてかゆみや痛みがでることもあります。
バランスを崩してトラブルを抱えた肌を修復していくのとても大変です。肌は常に外からの刺激やストレスなどにさらされ続けているからです。
こうして治らない乾燥肌へとつながっていってしまうのです。
乾燥肌は皮膚科での治療が必要?
乾燥肌は、正しいスキンケアを続けることによって改善されていくことがほとんどです。
しかしあまりに長引く場合や、しっかりケアをしても改善されない場合、またかゆみや痛みなどの症状がある場合には、乾燥性皮膚炎になっている可能性もあります。
乾燥性皮膚炎は、皮膚科で治療が必要です。
皮膚科で治療した方が良い場合
以下のような場合には、セルフケアを続けるよりも皮膚科にかかって治すようにしましょう。
- 乾燥状態が長引いている
- 皮が剥けて、白く粉がふいた状態になっている
- かゆみがある
- 痛みがある
- 赤く腫れ上がっている
- ニキビや吹き出物が治まらない
- 湿疹ができている
- ひび割れた状態になっている
乾燥肌の治療方法とは
皮膚科では、主に外用薬が処方されます。治療に使われる外用薬は、ワセリン、尿素、ヘパリン類似物質です。
ワセリンは、肌の表面を覆って、皮脂膜の代わりの役割をします。
尿素は硬くなった角質を取り除き、角質層が水分を保てるように働きかけるので、肌を柔らかくする効果があります。
ヘパリン類似物質は、天然保湿因子の代わりのような働きをするので、肌内部に水分を浸透させて蓄えられるようにする手助けをしてくれます。
肌荒れやニキビがひどい場合には、ビタミン剤が処方されることもあります。
スキンケアで早めの予防を
皮膚科での治療が必要なほどに乾燥肌がひどくなってしまうと、治療に専念することが最優先ですから、メイクもお休みしなければならなかったり、とても不便ですよね。
また、健康な肌では何ともなかったことでも、治療中の敏感な状態の肌には刺激になってしまうものが、普段の生活の中には多く存在していますから、生活環境にも注意を払わなければならなくなります。
そうならないためにも、治療が必要になる前に正しいスキンケアで早めに乾燥肌を改善することが大切ですよね。
乾燥肌の重症化予防のためにできるスキンケアをいくつかご紹介します。
バスタイムはぬるめのお湯で
入浴の際には、お風呂の温度を40℃くらいに設定しましょう。熱いお湯は脂分を過剰に流しててしまうため、肌が乾燥しやすくなります。
お風呂上りにはしっかり保湿も忘れずにしましょう。
メイクオフのポイントは優しく落とすこと
クレンジング剤は「合成界面活性剤」が配合されていないものを選びましょう。「潤いを残すタイプ」のものがおススメです。
メイクをオフする際には、あまり少ない量のクレンジング剤で落とそうとするとこすり過ぎてしまう心配があるので、たっぷりな量で落とすようにしましょう。
ゆっくりでいいので、優しく落とすことを意識しましょう。
洗いすぎは禁物!泡を転がすだけ
洗顔料は「無香料・無添加」のものを選びましょう。また、クレンジング同様「潤いを残すタイプ」がいいですね。
洗う時は、洗顔料を充分に泡立ててしっかりとした泡をつくり、肌表面に転がす感じで洗いましょう。手のひらと顔の間に泡のボールを挟んで、手のひらは直接顔に触れるか触れないかくらいの加減がポイントです。
化粧水は水分をたっぷり与えることを最優先で
肌に合った化粧水を選ぶことは乾燥肌の改善には最重要ポイントです。敏感な乾燥肌には「無香料・無添加」の化粧水を選びましょう。
充分な量を顔全体になじませ、擦ったり叩いたりせずに、両手のひらで優しくハンドプレスして、肌の奥まで水分を浸透させます。
乾燥肌に有効な食品を取り入れましょう
乾燥肌に良いといわれている食品を意識して摂るようにしてみましょう。
「アボカド」は、不飽和脂肪酸のオレイン酸、セラミドの生成に関連性の高いリノール酸やリノレン酸が多く含まれていて、これらの脂質が角質層を保護して乾燥肌の予防・改善に効果を発揮します。
また、「アボカド」には、肌荒れ改善のビタミンA、乾燥肌からくるシワ予防のビタミンC、新陳代謝のビタミンB2・ビタミンEなど、乾燥肌改善に必要な栄養がバランスよく含まれています。
納豆などの「大豆食品」は、大豆イソフラボンが女性ホルモンと似た働きをすることから、コラーゲン生成を助け、乾燥を防ぎます。
「こんにゃく」にはセラミドが多く含まれ、肌の保水力を高めてくれるので乾燥肌改善に効果が期待できます。
質の良い睡眠を確保して肌の周期を整えましょう
良い睡眠は、肌のターンオーバーの周期を正常にします。睡眠不足は新陳代謝の機能を低下させてしまいます。
ターンオーバーは早すぎても遅すぎても、乾燥肌につながるため、新陳代謝の状態を良くすることが乾燥肌改善にはとても重要なのです。
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