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あたふた、ピリピリ……産後ママは肌荒れ上等!?
新しい家族の誕生の喜ばしさは格別ですが、育児という責任の加わった日々は間違いなくハードです。
こちらの都合などお構いなしにぐずり、泣き止まず、思いもしないようなことで周囲を慌てさせたり困惑させたりする赤ちゃん。
何もかもが赤ちゃんを中心にして回っていく毎日に忙殺されるだけでなく、精神的に追い詰められていくママも少なくありません。
育児ノイローゼというほどではなくとも、次から次への仕事にあたふたするばかりか、気持ちのゆとりも失われてピリピリしてしまうのは、産後ママなら誰しも同じではないでしょうか。
そしてもう一つ、追い討ちをかけるような「産後の肌荒れ」という悩み……!
自分のお肌に手をかけている余裕などないのが産後ママ、だからといって荒れたお肌をそのまま放っておきたくはないですよね。
産後の肌荒れの具体的な原因は? そして、育児に精一杯の毎日でもできる対処方法にはどういったものがあるでしょうか?
肌荒れの原因は、産後ママならではの日常にあり
産後に起こる肌荒れには、やはり産後特有の事情が絡んでいる場合が大半です。
考えられる具体的な原因としては、次のようなものが挙げられます。
ホルモンバランス
女性の人生において、女性ホルモンの分泌量が劇的に増加するのが妊娠・出産時。
しかし、出産を終えると、増加していた女性ホルモンの分泌量は一気に元に戻ります。
急上昇そして急降下、ジェットコースターのように変化するホルモンのバランスは、お肌にも影響を及ぼし肌荒れにつながります。
睡眠不足
昼夜を問わず数時間おきに授乳の必要な新生児のお世話をしていれば、睡眠はどうしても細切れになります。
赤ちゃんと一緒になって眠ることができるのであればまだよいですが、実際には赤ちゃんの眠っているわずかな時間に、家事を含む諸々の用事を済ませなくてはならないというのが多くのママの実情。
慢性的な睡眠不足は、お肌に悪影響を及ぼします。
ストレス
初めての出産であれば特に、育児という大仕事へのプレッシャーがかかりますし、慣れないことの連続にストレスも溜まります。
ストレスは身体のさまざまな不調を引き起こし、肌荒れもその一つです。
便秘
母乳育児の場合、体内の水分が不足し便秘がちになってしまうケースもあります。
ストレスなどの心理的な要因が影響して便秘につながる場合もあるでしょう。
便秘により体内に溜まった毒素は、お肌にも悪影響を与えます。
これならできる! 産後ママのための実践的アイデア
赤ちゃん最優先の生活では自分のことはいつも後回し、肌荒れ対策といってもできることは限られることが普通です。
産後ママのための実践的な肌荒れ対策のアイデアには次のようなものがあります。
完全母乳にこだわらず、ミルクも上手に取り入れよう
母乳は赤ちゃん専用の栄養源ですから、赤ちゃんにとっては母乳こそが理想的且つ完全な食事であるという考え方は根強いようです。
それだけに、大切な赤ちゃんは母乳だけで育てたい!という、いわゆる完全母乳育児を目指すママも少なくありません。
ですが、粉ミルクに比べて母乳は腹持ちが悪く、授乳間隔も短くなります。
たとえば夜間だけでもミルクを併用することで、夜中に目を覚ます回数は減ると見込まれますし、哺乳瓶に入ったミルクであれば必ずしもママが授乳を担当する必要はなく、誰かに代わってもらうことも可能です。
あらゆる面で精一杯頑張っているママなのですから、少しくらい楽をしてもよいと考えてみるのはいかがでしょうか?
可能であれば、たまにはゆっくり寝させてもらおう
これは環境が許せばという前提にはなりますが、時には家族や託児施設など周囲のサポートを得ましょう。
長時間連続した睡眠を取れない状況にある産後ママですが、たとえ半月に一度あるいは1カ月に一度であってもまとまった時間休むことができれば、気持ちの面でも身体的な面でもかなり持ち直すはずです。
すぐに食べられるビタミン源・食物繊維を利用しよう
そもそも規則正しく食事を摂ることさえ難しい状況なのですから、ビタミン豊富な食材を摂りましょう、食物繊維をたっぷり摂りましょうといわれてもなかなか実践できるものではありませんよね。
買ってきてすぐに食べられるぬか漬けや、容器から取り分けるだけのプレーンヨーグルト、電子レンジで温めるだけのレトルトの発芽玄米といったような手軽な食品を積極的に取り入れましょう。
また、手作りにこだわる人ほど抵抗感があるとは思いますが、ここは割り切って市販のお惣菜でもレトルトでも利用できるものはとことん利用しましょう!
材料を揃えて、刻んで、煮込んで……という手間は到底かけられなくても、スーパーのお総菜コーナーに並んでいる五目豆やきんぴらごぼう、コンビニで見かけるひじき煮や筑前煮などのパウチを買ってくるだけならなんとかなりそうではありませんか?
サプリメントを上手に取り入れるのもおすすめです。
お水のちょこちょこ飲みが可能な環境を整えよう
完全母乳育児の場合はとりわけ、ママの身体は水分不足に傾きがちで、ひいては便秘につながることも少なくありません。
こまめに水分を補給するのが理想的とは分かっていても、いちいち食器棚までグラスを取りに行き水を注いで……となると、「ま、いっか。また後で」となりがちです。
ペットボトルや魔法瓶などを常に身近に置いておくようにして、気づいたときにその場ですぐ水分補給できる環境を整えましょう。
スキンケアはシンプルなステップを心がけよう
リラックスタイムの儀式のようなものだったスキンケアも、赤ちゃんとの生活が始まると同時に「優先度の低い手間仕事」になってしまいます。
じっくりと時間をかけてお肌を慈しむのは無理でも、お肌のためにはもちろん、「自分自身にも手をかけている」という満足感とゆとり感にもつながるということから、最低限のスキンケアは必要です。
ただし、スキンケアアイテムの数を増やせばそれだけ時間も手間もかかるようになり、続けることができません。
お肌が本当に必要としているものを押さえたシンプルケアでお肌をいたわるスキンケアタイムは、ごく短くはあっても「自分のための時間」となるという意味でもおすすめです。
産後の肌荒れに悩むあなたに、何より大切なこと
昼夜を問わず目を離せず、授乳とおむつ替えに追われ、ねんねタイムには増えた汚れ物の洗濯を含む大量の家事を済ませ……休まるときのない産後ママ。
そんな産後ママにとって、「ああしなくては、こうしなくては」と思い詰めるのは百害あって一利なし。
それでなくても負担を感じている心身をさらに消耗させてしまいますし、ストレスはホルモンバランスを一層乱す原因ともなります。
肌荒れの改善も、お肌に備わる回復力を信じて、少しいい加減かも? と感じるくらいのゆるさが、長い目で見ればよい結果をもたらすはず――それは子育てと少し似ているかもしれませんね。
ホルモンバランスの乱れも日々のタイムスケジュールのハードさも赤ちゃんの成長とともに徐々に収まっていくのですから、極論すれば「時期が来れば改善する」のです。
赤ちゃんにとってはママの笑顔が何よりの心の栄養!
「早くよくなるといいなぁ」というくらいの一歩引いた立ち位置と気持ちで肌荒れに向き合ってみてはいかがでしょう。

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