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治ったのにまた吹き出物、いたちごっこの理由とは?
吹き出物はお肌の表面に起こる炎症です。
お肌表面の肌トラブルですから、毛穴の汚れや表皮の荒れが吹き出物につながっているように思われます。
「吹き出物には触ってはいけない」とよくいわれるのも、バイ菌が悪さをするとか刺激が吹き出物を悪化させるとかそういったイメージがあるため。
これもまた「吹き出物はお肌表面の不調が原因でできてしまう」という発想を下支えしているといえそうですね。
事実、お肌表面の状態や外的刺激は吹き出物に影響するとされます。
しかし、根本的な原因は別のところにあると考えるほうが妥当でしょう。
ちゃんと洗顔しているのに気がつくとできている、いつも同じような場所にできる、しかもなかなか消えない――吹き出物のあるあるですよね。
毛穴詰まりや皮脂汚れ、外部からの刺激が主要原因であるならば、それらの要因を排除すれば速やかに改善されるはずですし、「治ったと思ったらまた再発した」ということは起こりにくいはずではないでしょうか?
なかなか治らないし、治っても再発しやすいという現実は、表面的な原因だけを見ていては十分な対策はできないということを示唆しているといえるでしょう。
吹き出物はお肌に現れた「からだの悲鳴」
お肌は体内環境を映す鏡です。
お肌にできる吹き出物もまた体内環境を表しているといえ、吹き出物の根本的な原因は体内にあると考えられます。
体内の巡りがよくない、本来排泄されるべきものが停滞してしまっている、そういった体内の問題が吹き出物となって噴出するわけです。
「吹き出物」という名称のとおり、体内の老廃物や毒素の噴き出し口となっているイメージですね。
たとえば便秘も吹き出物原因のひとつといわれますが、そもそも便秘になる理由として体内環境があります。
また、皮脂が過剰に分泌されることにより吹き出物が誘発されるという説もありますが、そもそも皮脂分泌はホルモンに左右されるものであり、そのホルモンの分泌は自律神経に左右される部分が大きいのですから、結局は体内環境が根源にあるといえます。
単なるお肌のトラブルと見過ごさず、からだから発せられたSOSサインなのだと認識することが、お肌のために、ひいてはからだ全体のために大切です。
だから治りにくい!生活習慣に潜む根深い原因
考えてみてください――頭痛に苦しむのは、頭自体に問題があるからでしょうか?
もちろん頭部損傷や脳内疾患が頭痛の原因となっているケースもありますが、日常的に襲ってくる頭痛についてはそうではないはずです。
頭痛はあくまで最終的なアウトプットであり、その背景にはたとえば肩こりがあり、さらに肩こりという症状の最上流には日頃の長時間のPC作業などがあります。
吹き出物の根本的な原因も日常に潜んでいることが多いと考えられます。
日常的な行為や行動パターンという要因は一朝一夕には改めにくい性質のものですが、そのうえ吹き出物の原因となる要素が多岐にわたり特定しづらいことや、若い頃に比べ新陳代謝のペースが落ちることなどもあり、よくいわれるように大人になってからの吹き出物は繰り返しできてしかも治りにくいのです。
日常生活に潜み、吹き出物が「吹き出る」に至る原因にはどういったものがあるでしょうか?
慢性的な寝不足
「どんな美容法にも勝る」ともいわれる睡眠。
人体の各種システムを支障なく回していくうえで不可欠な睡眠が慢性的に不足していれば、身体のあらゆる機能の低下につながりかねません。
そして、そうした機能低下の結果として吹き出物ができます。(たとえば睡眠が不足すると血行不良となり吹き出物につながります。)
夜更かしに起因する寝不足であれば早めに就寝するように心がけるだけですが、寝つきの悪さからくるものであるならば寝つきが悪くなっている原因を取り除く必要があります。
そうした原因としてもっとも考えられるのは、過剰なストレスや自律神経の乱れでしょう。
食生活の乱れ
食事時間が不規則ではありませんか? 栄養バランスが偏っていませんか? 飲み過ぎたり食べ過ぎたりしていませんか?
胃腸の不調はとりわけ吹き出物に直結しやすいといわれます。
消化が滞りなく行われなければ、胃腸内の食物はやがて腐敗してしまいます。
腐敗した食物の毒素が体内に回り、それにより吹き出物ができると考えられています。
胃腸の調子がよくなければ便秘にもつながりやすく、そのことがまた吹き出物に影響するともいえるでしょう。
過剰なストレス
多少のストレスであればはね返すことができるように人間のからだはできています。
しかし、処理能力を超えたストレスは心身を蝕み、人体の中枢システムであるといえる自律神経に悪影響を与え、それはやがて吹き出物にもつながります。
ストレスの破壊力は一般に想像されるよりもはるかに大きいと考えられており、免疫力さえ低下させるといわれるほどです。
吹き出物知らずの生活は長距離走
吹き出物は治っても再発することが多いのは、簡単にいってしまえば、主要原因となる生活習慣が変わらない限りは体内環境も変わらず同じことの繰り返しとなるからです。
若い頃にはなんとかなっていた多少の無茶も年を重ねた身体にはこたえるもの、日頃の負の生活習慣がお肌に及ぼす影響は年を重ねるほどに大きくなっていくと考えるべきでしょう。
そして同様に、人体のあらゆる不調・不具合の回復や修復にかかる時間は加齢とともに延びていくのが一般的ですから、吹き出物が治るまでにかかる時間も年を重ねるほどに長くなっていく傾向です。
加齢に伴い体内環境が悪化しやすくなり、ひとたび悪化した体内環境を立て直すにも時間がかかるようになるのは避け難いこと。
日頃から大きくからだを損なわない、不調の芽は小さいうちに摘み取るという意識を持つことが重要といえるでしょう。
また、根本原因である体内環境の改善と併せて行う外側からの対策として、抗炎症作用のある成分が配合されたスキンケアアイテムを利用することもおすすめです。
抗炎症作用のある成分としては、たとえばグリチルリチン酸2K(甘草由来成分)や紫根(シコン)などが挙げられます。
特に後者の紫根には、抗炎症作用の他にもお肌に嬉しい作用がいろいろあるとされています。
血行促進作用は吹き出物予防に寄与することが期待されます。
抗菌作用は、ストレスにより交感神経が優位となると男性ホルモンが活性化され、そのことにより皮脂の分泌量が増加したところへお肌のバリア機能が低下することにより吹き出物ができやすくなるともいわれますので、そうした面からの対策ともなり得るでしょう。
さらにターンオーバー促進作用は、できてしまった吹き出物の改善にも効果を見込めるといえます。
古来より皮膚治療薬に処方されてきた紫根ならではですね!
日頃の無理が積もり積もって悪化した体内環境が根本原因である以上、吹き出物の予防も対処もそれなりの長期戦です。
吹き出物はパッと瞬時に治ることもなければ、体内環境が何も改善されていないのに急にできなくなるということもありません。
常日頃のライフスタイルがお肌に反映されるのだと捉え、短距離走ではなく長距離走、そのイメージで吹き出物のできにくい体内環境を整えていけるとよいですね。

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