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消したい!若見えの敵・ほうれい線の原因は?
所詮は細かな線に過ぎないシワよりも、ずっと目立つのがほうれい線。
シワがあると老けて見えるとはいいますが、考えてみるとほうれい線の「老け見え力」の比ではないのかもしれません。
そんなほうれい線は、実はシワの一種ではなく根本的に異なるもの。
シワはなかったところにできるものですが、ほうれい線はもともと存在する筋肉の境い目が目立ってきた結果だからです。
顔面の構造的に存在する線ですから、子どもや赤ちゃんでさえニッと笑えばほうれい線がくっきりと浮かび上がります――違うのは、子どもや赤ちゃんの場合は表情が元に戻れば跡形もなく消えるということ。
年若い頃にはサッと消えていたほうれい線は、いったいどうして消えなくなってしまうのでしょうか?
原因として考えられるのは、むくみや表情筋の衰え、そしてお肌の乾燥やたるみです。
【むくみ】 冷えや血行不良などの要因により顔全体がむくんでいる場合、頬も重くなって下がりやすくなりますので、ほうれい線が目立つようになります。
【表情筋の衰え】 表情筋が衰えると、頬の肉を引っ張り上げる力が弱るため頬が垂れ下がり、ほうれい線が目立ってしまいます。
【お肌の乾燥・たるみ】 乾燥したお肌は柔軟性や復元性が低下しているため、表情の変化によって生じたシワが跡残りしやすい状態です。また、たるんだお肌は肉の重みを支えきれなくなり、頬がほうれい線に沿って口もとに垂れ下がってくることによりほうれい線が目立つようになります。
ほうれい線対策のキーポイントは「バランス」
「むくみ」「表情筋の衰え」「お肌の乾燥・たるみ」という前述の原因に基づけば、ほうれい線が目立ちにくいのは「むくんでおらず、日常的な表情の動きがあり、お肌が乾燥していない」という状態にある場合であるといえます。
そこから考えられるほうれい線の消し方は、次のようなものとなるでしょう。
【1】巡りを良くする
【2】表情筋エクササイズ
【3】お肌の保湿
上記の中でも特に2つ目の表情筋エクササイズはメジャーなほうれい線対策ですよね。
フェイスマッサージとの合わせ技でほうれい線を消そうと努力しているという方もいらっしゃるのでは?
ですが、仮に表情筋がしっかりと鍛えられていてその点だけが圧倒的に良い状態にあったとしても、血行不良であったりお肌が乾燥してたるんでいたりすれば、ほうれい線の目立ちは残念ながら解消されないでしょう。
逆にいえば、何かが突出して最良の状態にある必要はなく、巡り・表情筋・お肌の3つの要素が全てそれなりに良好な状態にありさえすれば、ほうれい線が目立ちにくいコンディションは整うといえるのです。
3つの習慣でバランスのとれたほうれい線対策を
巡り・表情筋・お肌の3要素をバランスよく整えほうれい線を目立たせないコンディションを実現するには、たまに集中的にケアするのではなく、習慣化して一定以上の頻度(できれば毎日)でケアすることが欠かせません。
とはいえ、何かを続けることの難しさはご存知の通り。
その上手順が複雑だったり時間のかかるプロセスだったりすれば、とても続けられるものではありませんよね。
ごく手軽だから続けられそう、だけど効果はちゃんと期待できる、そんな習慣化したいシンプルケアをご紹介します。
ツボ押し
ツボ押しは、血行を促したり頬を引き上げたりする作用でほうれい線を薄くする効果が期待されるケアです。
ほうれい線改善によいとされるツボとしてよく知られているのは、黒目から真下に下ろした線が小鼻から横方向に引いた線と交わる位置にある「巨りょう(こりょう)」、ほうれい線の真ん中付近にある「散笑(さんしょう)」、口角の外側のくぼみにある「地倉(ちそう)」など。
ですが、そうした特定のツボにこだわり過ぎず、頬骨まわりで押すと気持ちよく感じられる場所があればそういった箇所を軽く押してみましょう。
なお、フェイスマッサージも一つのむくみ防止対策ではありますが、微妙な力加減が難しく、強過ぎればかえってたるみを招いてしまうのが難点です。
ごく普通の強さで行うツボ押しであればそういった心配はまずありませんので、ツボ押しで巡りを良くする方法が無難といえるでしょう。
巡りが良くなれば新陳代謝も活発となりますので、むくみ解消だけでなくたるみ改善も期待できます。
表情筋エクササイズ
表情筋も筋肉ですから、使わなければ衰え、鍛えれば増強されます。
ですが、鍛えるといっても顔面の表情筋の場合、「あー、いー、うー」と大きく口を動かしたり、思い切り舌を突き出したりといった方法となります。
特定の動きや順番にこだわらず、「表情を最大限豊かにする」つもりで顔全体を動かすだけで十分。
ダンベル運動などに比べてずっと手軽ですので、「思いついたらエクササイズ」を習慣にしてみましょう。
保湿
お肌が乾燥していると、シワだけでなくほうれい線もくっきりと目立ちがちになります。
健康的なお肌を保つために保湿は欠かせませんので、ほうれい線の目立ちの原因にかかわらず保湿ケアを行うのがおすすめですが、とりわけお肌の乾燥が原因でほうれい線が表情ジワのようにごく細く浅い溝となって現れている場合には大きな効果を期待できるでしょう。
「基本をコツコツ」がほうれい線の消し方の王道
表情筋エクササイズを猛烈に頑張れば、保湿ケアにたっぷりと時間をかければ、ほうれい線がきれいに消えるというわけではありません。
ほうれい線を消すために必要なのは、既にお伝えしたように巡り・表情筋・お肌の3要素をバランスよく整えることなのです。
そしてそのためには、前項でご紹介したようなちょっとした習慣を「気がついたときにちょこっと」で良いので日々コツコツと続けることが何よりも大切。
「継続は力なり」という言葉は、学業やスポーツだけに当てはまるものではありません。
ケアの内容自体は基本的でシンプルなものでよく、優先すべきは習慣化です。
既に目立っているほうれい線の改善のためにも、まだ目立たないほうれい線の予防のためにも、気負わずコツコツケアを始めてみませんか?

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