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気になる眉間・おでこのシワ、その正体は「癖シワ」
眉間にしわができていると、どうしても不機嫌そうに見えてしまうもの。
おでこにシワがあると老けて見えてしまうもの。
ごく普通にしているだけなのに「ひょっとして……怒ってる?」「お疲れ気味?」などと言われてしまったら、落ち込んでしまいそうです。
厄介な眉間のシワ、手強いおでこのシワは、そもそもどうしてできてしまうのでしょうか?
また、気がついたときにはくっきりとシワが刻まれてしまっているケースも多く、そうした場合残念ながら簡単には消せませんので、そうなる前に手を打つための対策も確認していきましょう。
つい寄せてしまうシワ、その陰にはエイジングあり?
たとえばシャツの内肘部分や革靴の甲などにも見られるように、しわというものは複数回にわたりクシャッとなった箇所に跡が残った結果です。
眉間やおでこのシワも同様で、幾度となく寄せたシワがとうとう元に戻りきらなくなり刻まれてしまう一種の「表情シワ」。
加齢により弾力の低下したお肌にはしわが残りやすいため、年を重ねるほどに注意が必要ですが、それでもしわを寄せたことのない眉間にしわが形状記憶されることはありません。
つまり、眉間に刻まれたしわの背景には、「眉間にしわを寄せてきた過去」があるはずなのです。
「日頃そんなに不機嫌そうな顔をしているつもりはないのだけど……」と戸惑う方も少なくないかもしれませんが、眉間にしわを寄せる機会はなにかとあるものです。
そして実は、そういったシワを寄せてしまう原因としてエイジングが深く関わっているケースも少なくありません。
眉間やおでこのシワの「エイジング要因」
近視ではないはずなのに目がかすんで案内板を判読できない、手もとの資料の細かな文字が読みづらい――そんな理由で目を細めることが多いとしたらエイジングに伴うかすみ目や老眼の進行を疑ってみるべきかもしれません。
また、目からおでこにかけて力を入れるとなんとなく視野が広がるような気がしているなら、エイジングサインのひとつであるまぶたのたるみや落ちがないかを確認してみましょう。
こうしたエイジングサインが影響している場合に怖いのは、無意識のうちに四六時中目を細めたり見開いたりしてしまっているということ。
毎日々々朝から晩まで眉間やおでこにシワを寄せていれば、そうしたシワが深く刻まれてしまうのは時間の問題です。
かすみ目や老眼傾向であれば一度眼科で診てもらう、シニアグラスをあつらえるなどの対処が可能です。
まぶたの落ちが著しいと感じるならば、眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)に該当する可能性を確認し、必要に応じ治療を受けることもできるでしょう。
単なる癖や習慣ではなくエイジングという要因が影響し得ることを知ることで、適切な対応を取れるはずです。
シワ対策するなら、何はともあれリラックス!
眉間やおでこのシワは、その根本原因がエイジングであれそうでないのであれ、周辺の筋肉を常に緊張させていることによるシワです。
これが、主にたるみが原因となっている他のシワとの大きな違いであり、対策としてはこわばった筋肉を緩めてほぐすことが重要です。
実際に、眉間のシワを解消する手段として美容外科で用いられるボトックス注射の原理も同じで、筋肉をいわば麻痺させることによりシワを改善します。
とはいえ注射は痛い、怖い、費用もかかる……できることなら自分でなんとかしたいものですよね。
眉間やおでこにこめた力を意識的に抜く方法、シワを目立たなくする方法にはどういったものがあるでしょうか。
表情筋の凝りをほぐす
目を見開くのも、眉根を寄せるのも、表情筋(顔面の筋肉)の収縮運動による動きです。
使い過ぎれば疲労が溜まり凝ってしまうのは他の筋肉と同じですので、ずっと緊張している表情筋をほぐしてあげましょう。
ちょうど肩を回して肩凝りを軽くするように、眼球を上下左右にゆっくり回すなどして目の周りの凝りをほぐします。
目を楽にしてあげる
目の負担を軽くし、楽にしてあげることで「シワを寄せなくてもよい環境」が整います。
たとえば老眼が進行しているのに放置していた場合は、シニアグラスをかけるようにするだけで目ばかりか肩凝りや頭痛まで軽減されることも!
また、目を酷使した際に次に挙げるような眼精疲労に効くとされているツボを押すことも、一定の効果を期待できるでしょう。
【攅竹(さんちく)】眉頭のくぼんだところ。
【睛明(せいめい)】目頭のくぼんだところ。
【太陽(たいよう)】いわゆるこめかみ、目じりから外側に移動した位置にあるくぼんだところ。
【承泣(しょうきゅう)】目の真ん中、黒目の下。
深呼吸する
たかが深呼吸されど深呼吸、息を大きく吐くと全身がゆるめられます。
眉間やおでこの緊張がゆるむイメージで、ふぅーっと深呼吸。
特に息を吐く際に、吐ききるイメージで深く息を吐くようにするとなお効果的でしょう。
イライラを手放す
頭ではわかっていても収まらないイライラや怒り。
眠っている間にさえ眉根を寄せてしまっていたり……眉間やおでこのシワに限れば万に一つも良いことなどないことは確かです。
イライラだらけの毎日なのは環境のせいかもしれませんが、イライラすることを選択しているのはあなた自身。
「このイライラを手放そう」と自ら決めて気持ちを楽にしてみるのは、とても有効な対策といえるかもしれません。
お肌の潤いを保つ
刻まれるシワはお肌の状態によって深くもなれば浅くもなります。
乾燥は眉間やおでこのシワの直接的な原因ではありませんが、お肌の保湿力が低下しているとシワが定着しやすく、逆に潤っていると定着しにくいのは事実です。
また、古くごわついた細胞から構成されたお肌はシワになりやすいため、ターンオーバーによる肌細胞の更新がスムーズに行われることがシワ軽減につながります。
保湿とターンオーバー正常化に重きを置いたスキンケアは、眉間やおでこのシワを目立たなくする効果的なアプローチとなるでしょう。
できることから少しずつ、緊張を緩め穏やかな気持ちを取り戻し、着実に眉間やおでこのシワを改善していきたいですね。

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眉間のシワのせいで不機嫌そうに見えてしまう、おでこにシワが寄っているから老けて見られがち……そんな悩みを抱える人は少なくありません。眉間やおでこのシワが他のシワと異なる点は何でしょう?眉間やおでこにシワができる原因と対策をご紹介します。