気になる鼻の黒ずみはなぜ起こる?その原因と対策

       
     
       

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鼻は黒ずみ多発ゾーン!?その理由とは……

目立ったり黒ずんだりすることのある毛穴、とりわけ鼻まわりは毛穴の黒ずみが起こりやすい部位ですね。

毛穴が黒っぽくポツポツと目立つ鼻を「イチゴ鼻」と呼んだりもしますが、そのかわいらしい呼び名とは裏腹に、多くの人の悩みの種であり、しかもなかなかしぶとくていつまでも解消されないことが少なくありません。

毛穴の黒ずみが鼻まわりによく見られるのにはちゃんと理由があります。

顔の中でも鼻は毛穴の多い部位であると同時に、皮脂分泌の多い部位でもあるためです。

同じ毛穴の目立ちであってもその数が多ければ一層目につきますし、皮脂の分泌が多ければ毛穴に入り込むことによる毛穴詰まりが起こりやすい、つまり黒ずみの発生要因が多く存在しているのが鼻なのです。

鼻の毛穴の黒ずみの正体は?

皮脂が毛穴に入り込むのだとしても、本来黒くはない皮脂がどうして黒く見えるのでしょうか?

毛穴に生えている産毛が原因で黒く見えていたり、あるいは抜け落ちた産毛が皮脂でからめとられて毛穴内にとどまってしまっていることが理由の場合もあります。

しかしもっとも多いのは、ファンデーションや古い角質細胞が皮脂と混ざり合い、毛穴内で固まったようになったもの(角栓)が時間の経過とともに酸化した結果、黒ずむというパターンです。

化粧崩れが目立つのはなんといっても鼻まわり、分泌される皮脂が多いだけに化粧下地やファンデーションは容易に崩れて皮脂と混ざり合います。

また、皮膚は常にターンオーバー(新陳代謝)しています。

皮膚の表皮のさらに一番表にある角層を構成する角質細胞は、古くなりその役目を終えればはがれ落ち、代わりに下から新しい角質細胞が押し上げられてくるというサイクルを繰り返します。

しかし皮膚が乾燥している場合には、ターンオーバーによりはがれ落ちるべき古い角質細胞はスムーズにはがれ落ちることができません。

中途半端に表面にとどまった古い角質細胞が皮脂と混ざり、毛穴に落ち込むということが起こってしまうのです。

皮脂でベタついたりテカったりしがちな鼻まわりの皮膚が乾燥する、とは考えにくいことのように思われるかもしれませんが、そもそも皮脂の果たす役割のひとつがお肌内部からの水分蒸散を防ぐこと。

お肌から水分がどんどん奪われて乾燥が進んでいると判断されれば、乾燥がさらに進むのを阻止するために皮脂の分泌は活発化します。

皮脂が先か乾燥が先かといった話になりそうですが、実際に乾燥が皮脂の過剰分泌を招いている例は少なくありません。

もともと皮脂分泌が多いところへファンデーション類が常に塗られているだけでなく、古い角質細胞までもが汚れ因子として存在するとなれば、毛穴は容易に詰まって黒ずんでしまうでしょう。

毛穴に力わざは禁物!

毛穴に詰まった、いわば老廃物のかたまりである角栓を取り除く手段として、メジャーなのはなんといっても毛穴パックです。

シールのように貼り付けてから剥がすシートタイプと、塗ってから洗い流すタイプとがありますが、ことに前者は剥がしたシートに角栓がびっしりと付着することから、その「目で見てわかる結果」の虜となっている人も多いことでしょう。

しかし、剥がすタイプであれ洗い流すタイプであれ、毛穴パックは結局のところ力ずくで毛穴から角栓を引き抜くという仕組み。

強力な粘着力は角栓もろともお肌表面の角質細胞をも引きはがしますので、毛穴パックによるお肌のダメージは避けられません。

ダメージを受けたお肌はハリや弾力が損なわれ、毛穴の開口部もたるんだように広がってしまいます。

入口部分が引き締まって小さく閉じている毛穴よりも、ガバッと大きく開いた毛穴のほうが皮脂や汚れが入り込みやすいのは当然のこと。

毛穴に詰まっているものを取り除くその行為が、結果的により詰まりやすい毛穴へとつながってしまうというのは皮肉な話です。

毛穴パックにはそうした負の側面があるということを意識して、頻繁に行わないよう心がけましょう。

また、鼻をよく触るくせのある人は、その指先での接触や圧迫がお肌にダメージを与えている場合があります。

ときに汚れていることもある指先で触れば雑菌により炎症も起きかねませんので、頻繁に鼻を触ることは毛穴パック同様にできれば避けたいものです。

「きちんと普通に洗顔」がイチゴ鼻脱出の近道

鼻の毛穴の黒ずみの背景と原因、発生プロセス、悪化させる行為について説明してきましたが、それらを踏まえたうえでのイチゴ鼻解消のポイントとしては次の4つが挙げられるでしょう。

  • 傷めない
  • (皮脂や角栓を)取り過ぎない
  • 清潔を保つ
  • 保湿する

この4つのポイントをおさえることで、毛穴の広がりや皮脂分泌の活発化を避けられ、皮脂汚れを適度に取り除くことができ、ターンオーバーのサイクルを正常に保つサポートができるはずです。

毛穴がどこまでも広がり続け、皮脂汚れが限りなく詰まり続けるということはあり得ません。

新陳代謝は常に行われていますので、マイナス要因である皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れが収束すれば、毛穴詰まりはやがて解消される道理です。

ある程度の時間はかかりますが、日常的なケアや気遣いがあれば、毛穴の黒ずみは改善されるのです。

通常の洗顔で落ちる範囲の皮脂汚れをきちんと落とすことで皮脂の酸化を防いだり、皮脂分泌促進につながる脂っこい食事を少し控えたり、乾燥を避けるために保湿に気を配ったりといったレベルでも大丈夫です。

急がず焦らずの毛穴ケアにおすすめの成分は?

基本的には、特別洗浄力の強い洗顔料ではなく、ごく普通の洗顔料を使って穏やかに皮脂汚れを取り去り、きちんと保湿をしてすこやかなお肌を保つようにすれば十分です。

しかし、同じ使うなら前項の4つのポイントに寄与するような成分の配合された化粧品を使うと、よりスムーズな黒ずみ解消を期待できるかもしれません。

お肌に刺激を与えることなく、ターンオーバーのサイクルを正常にする作用を持ち、さらに保湿作用や抗炎症作用も兼ね備えた成分として、古くから和漢生薬として用いられてきた紫根(しこん)から抽出される紫根エキスがあります。

自然由来の成分ならではの穏やかなはたらきは、その場で結果を出す毛穴パックの対極にあるといえますが、毛穴の黒ずみの根本的な解決におすすめです。

少しずつ溜まってしまった汚れは少しずつ落としていく――それがお肌にダメージを与えることのない理にかなったケア方法ではないでしょうか。

性急に結果を求めず、「きちんと洗顔して、きちんと潤す」という基本的なスキンケアにじっくり取り組むことで、イチゴ鼻の悩みを解消しましょう。

【監修】自然派化粧品の老舗「美健漢方研究所」

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日本の伝承品「紫草の根 紫根(シコン)」の歴史は古く、万葉集に見ることができます。美健漢方研究所では、1978年、創業当初より歳月をかけて“紫根の力”を最大限に引き出す「紫根基礎化粧品」を開発、改良を重ねてきました。使い続けることでお肌自体をリフレッシュして“肌の自活力”を高めてくれます。

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