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お肌が弱いのは生まれつき?
自分は肌が弱いほうだと感じている人は多いようです。
わずかな刺激にも反応してしまう過敏で不安定なお肌には、生まれ持った先天的なものである場合と、何らかの原因によりお肌が過敏になってしまった後天的な場合とがあります。
いずれにしても、粉塵やPM2.5といった大気中の微粒子や、蔓延する化学物質、冷暖房の効いた空間といったお肌を刺激するものであふれかえっている今日の環境が、少なからず影響しているといえるでしょう。
ですが、体調がいつも一定とはいかないように、お肌の調子にも多少の波はつきものですよね。
生来の肌質として敏感であるということではなく、一時的にお肌が敏感に傾いたのが少し長引いてしまっているのかも……?
揺らぎ?体質?お肌が弱い理由の見極め方
事実、日常生活におけるさまざまな要因によりお肌は揺らぎます。
「お肌の調子がよくない……」と感じるのは、鏡に映った自分の顔を見たときが多いのではないでしょうか。
でも、お肌が敏感に傾いている理由が揺らぎなのか、それとももともと弱い肌質なのかを見極めるには、顔ではなく身体をチェックするようにしましょう。
皮膚は一枚皮ですから、肌質というものは基本的に全身共通で、顔面の肌質だけ弱くて他は頑丈ということはまずありません。(部位による皮膚の厚さの違いが状態の差となって表れるという面はあります。)
顔は常に露出しているため刺激を受けやすく、女性であれば化粧品の使用などといったお肌の状態を左右し得る要素があるので一定の条件下での判別が難しくなります。
ですが、身体の皮膚ならそこまでバラつきはないのが普通ですから、本来の肌質を知るのに適しているといえるのです。
- 湿布を貼るとかぶれがち。
- 汗をかいたところがかゆくなる。
- 肌にあわない場合もあるのでボディーソープ選びには慎重。
- 夏には日光に当たってお肌が赤くなる、冷たい空気の刺激で冬にもお肌が赤くなる。
- 美容院でのマッサージサービスを受けるとむずがゆくなる。
上記の項目のうち当てはまるものはありましたか?
多く当てはまるほど身体の皮膚も顔の皮膚同様に過敏であるといえ、もともと弱い肌質である可能性が高いといえるでしょう。
逆に、ときどき化粧水がピリピリと沁みるようなことは確かにあるものの、上記の項目はあまり当てはまらないと感じる場合は、お肌の調子が揺らいで一時的に敏感に傾いている可能性があります。
お肌が一時的に敏感に傾く原因としては、乾燥や不適切なスキンケア、睡眠や食事といった生活習慣などが考えられますので、これらを見直すことでお肌の状態の改善を見込めるでしょう。
「与える」よりも「負担をかけない」が大切なわけ
お肌が過敏になっているというのは、皮膚の表面にある角質層の持つバリア機能が低下しているということです。
バリア機能が脆弱(ぜいじゃく)になってしまっていることにより、外部からの刺激が容易に表皮のバリアを突破し肌内部に到達してダメージを与えるのです。
ですから、お肌の弱い人が気をつけたいのは、お肌の負担となるような刺激をとにかく与えないようにすること。
タオルでゴシゴシとこすったり、化粧水を勢いよくパッティングしたり、クリームを強く擦りこむようにしたりといった物理的な刺激がお肌に負担をかけるのはもちろんのことですが、使用するスキンケアアイテムに配合された成分が刺激となっているケースもあることに注意が必要です。
よかれと思って使っていたスキンケアアイテムが、刺激となってお肌の状態を悪化させているとしたら……ショックですよね。
スキンケアの基本はなんといっても保湿であり、過敏になっているお肌は角質層の乱れにより乾燥を招いているため、保湿ケアの意義はなお一層高くなります。
美白やエイジングケアを謳う成分はいわばオプション的な成分といえるわけですが、そうしたオプションはお肌の弱っているときには避けておくのが無難。
体調を崩して寝込んでいるときに食べるのはお粥であって、栄養満点のスタミナ料理はある程度まで快復してきたところで食べるものではないでしょうか。
お肌の場合も、弱っているところにあれもこれもと美容成分を与えるのは控え、シンプルな基本の保湿ケアにとどめておくのが安心です。
実際、多くの美容成分は強力な作用を狙っているだけにお肌への刺激となる場合も少なくないのです。
デリケートなお肌には「育てる」スキンケア
お肌への刺激となる成分と聞いて、旧指定成分などの合成成分を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
何かと悪者扱いされがちな合成成分ですが、必ずしもお肌の負担となるわけではありません。
しかし、一部の合成界面活性剤のように、お肌にダメージを与える危険性が低くないものがあることも事実です。
水分と油分との分離を防ぐ界面活性剤はスキンケアアイテム全般に欠かせないものですが、同じ界面活性剤でも合成界面活性剤ではなく植物由来の界面活性剤を配合したものを選ぶなどすると安心でしょう。
化学繊維の洋服を着るとかゆくなりがちでも、綿100%のものなら大丈夫という話を聞いたことはないでしょうか?
古くから人とともにあった自然由来の材料や成分には、やはり安心感がありますね。
お肌への負担をできる限り避けるという観点からは、刺激となり得るというリスクがある合成成分ではなく、弱ったお肌に穏やかにはたらきかける自然由来成分を中心に配合したスキンケアアイテムを選択するのがおすすめです。
子どもに多いアトピー性皮膚炎は、大人になると収まるというケースが多く見られますが、これは成長に伴い皮膚が厚みを増して丈夫になることが理由のひとつであると考えられています。
デリケートなお肌は角質層含む皮膚全体の厚みが薄くなっていることが大半ですので、徐々に皮膚を厚くしていくという「お肌を育てる」感覚で向き合うとよいかもしれません。
一定のサイクルで生まれ変わるお肌の改善は一朝一夕にはいきませんが、マイルドな作用のスキンケアアイテムを用い、育てるという意識でやさしく続けるスキンケアに、お肌はきっと応えてくれることでしょう。

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お肌が弱い、外部の刺激や季節により不調をきたしやすい…。最近、敏感肌の女性が増えています。お肌はとても繊細です。実は多く方はもともと敏感肌だったわけではなく、精神的なストレスや食生活、不規則な生活など環境の変化が原因でお肌が不安定に傾いている場合がとても多いといわれています。
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