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顔がくすむ原因はひとつではないという事実
顔のくすみは、くすんでいるかいないかだけが問題です。
ですが、その原因についていえば決して1種類だけではなく、それどころかいくつもの原因が考えられます。
ここがくすみ改善の難しさ、なぜなら原因を把握しないままに行うお手入れは、的外れであるばかりでなく不適切でさえある場合が少なくないからです。
まずはくすみを見極める!
適切で効果的な対策のためには、その原因を知ることが欠かせません。
まずはあなたのくすみがどういった原因によるのかを見極めましょう。
ターンオーバーの乱れ
■お肌がゴワつく。
■透明感やツヤがない。
■肌色がグレーがかって濁ったように見える。
□化粧のりが悪く、崩れやすい。
□敏感肌に傾いている。
□脂性肌でもないのに皮脂が気になり出した。
皮膚細胞が生まれ、成熟し、表皮の一部となりやがて剥がれ落ちるというターンオーバーが繰り返されているのがお肌。
上記のうち■の項目が思い当たる場合は、このサイクルに遅れが生じてくすんでいる可能性があります。
不要な古い角質がはがれ落ちずに残ってしまうため、分厚くなった角質は透明感を失いくすんでしまうのです。(角質肥厚)
上記のうち□の項目が当てはまる場合は、逆にサイクルが早まっていることによるくすみかもしれません。
未熟な細胞が表面に押し上げられてしまうためバリア機能がうまくはたらかず、お肌は荒れてくすんで見えてしまうのです。
乾燥
■乾燥する冬場に特にくすみがひどい。
■空調の効いたオフィスにいて、夕方になるとくすみが目立つ。
■小じわも気になる。
乾燥しカサつくお肌はきめが乱れているため、光をきれいに反射できずくすんで見えます。
上記項目が当てはまる場合、乾燥がくすみの原因となっている可能性があるでしょう。
血行不良
■血色が悪く、顔に赤みがない。
■冷え性や貧血に悩まされている。
■目の下に青みがかったクマができている。
お肌の赤みは毛細血管を通る血液の色が透けて見える結果です。
血流がスムーズでないと酸素が不足した血液が赤黒くなるため顔色も暗くなります。
また、血液から十分な酸素と栄養とを受け取れないお肌は活力を失い、これもくすみにつながります。
上記項目に心当たりがあれば、血行不良がくすみを引き起こしているかもしれません。
糖化・カルボニル化
■黄色っぽいくすみ。
■お肌にハリ・弾力を感じられない。
■甘いものや脂っこいものをよく食べる。
お肌のたんぱく質が糖分と結びつき劣化してしまう糖化、酸化した脂質と結びつき劣化するカルボニル化は、いわゆる「黄ぐすみ」の原因です。
上記項目が当てはまる場合、糖化やカルボニル化が原因である可能性があります。
お肌を構成するたんぱく質が劣化しますので、お肌全体がゴワゴワと固くなるのも特徴です。
メラニン
■茶色っぽいくすみ。
■紫外線をたくさん浴びた。
■顔をゴシゴシこすりがち。
紫外線を浴びることで生成されたメラニンが順調に排出されずに蓄積・沈着してしまうと、お肌はくすんでしまいます。
また、紫外線だけでなく摩擦などの刺激が原因でメラニンが沈着してしまうケースもあるので注意が必要です。
上記項目が当てはまるようであれば、メラニンがくすみの原因となっている可能性があります。
劣化した油分
■顔だけが黒ずんでいる。
■化粧品の消費期限や保管方法についてはあまり気にしない。
■メイクブラシやスポンジはほとんど洗わない。
古くなって劣化した油分が炎症や色素沈着を招き、「油焼け」と呼ばれるくすみを引き起こす場合があります。
上記項目が当てはまれば、お使いの化粧品に含まれる油分の劣化がくすみの原因かもしれません。
くすみタイプ別のお手入れ方法
くすみの原因を特定できたら、その原因にあわせたお手入れでくすみを解消しましょう。
原因がターンオーバーの乱れと考えられる場合
ターンオーバーのサイクルの正常化に必要なケアとしてもっとも効果的と考えられるのは、実は良質な睡眠。
ターンオーバーを促進させたりお肌の修復を促したりする成長ホルモンは眠っている間に分泌されるからです。
眠る前にカフェインを摂らない、ベッドにスマホを持ち込まない、部屋を明るくしたまま眠ってしまわないといったごくシンプルで基本的なことを心がけるだけでも、成長ホルモンがもっとも多く分泌されるといわれる入眠直後の約90分間の睡眠を深く良質なものとすることにつながるでしょう。
古くなった角質が積み重なりツヤが失われていますので、一時的な対処法としてハイライト効果のあるパウダーをひと刷けするのもおすすめです。
原因が乾燥と考えられる場合
保湿を徹底しましょう!
ただし、しっとり感を求めるあまり油分過多のお手入れとなっては酸化油分がかえってお肌をくすまてしまいかねませんので要注意です!
原因が血行不良と考えられる場合
血行改善策としては、入浴、からだを温める食べ物、マッサージなどのほか、禁煙・減煙などがあります(喫煙は血行を悪くします)。
とはいえ、根本的には筋肉量を増やして基礎代謝を上げることこそが一番の改善策であり、有酸素運動を習慣化することが理想です。
血色の悪さをカバーするには、ピンク色の化粧下地がおすすめです。
原因が糖化・カルボニル化と考えられる場合
糖質や脂質を過剰に摂取しないよう気をつけるほか、血糖値を急激に上げない食べ方(野菜が先、ご飯やパンが後いった順序での食べ方)を心がけるとよいでしょう。
糖化やカルボニル化による黄ぐすみを目立たなくさせるには、補色である紫色が有効ですので、ラベンダー色の化粧下地やパウダーを活用するのがおすすめです。
原因がメラニンと考えられる場合
UVケアを徹底しましょう。
もしも大量の紫外線を浴びてしまった場合は、大量発生している活性酸素に太刀打ちできるよう、ビタミンCやアスタキサンチンといった抗酸化作用のある成分を意識的に摂取するようにするとよいでしょう。
また、継続的な皮膚刺激を避けることも大切です。
原因が劣化した油分と考えられる場合
使い始めてから長期間経過した化粧品(消費期限や保管環境にもよるが開封後概ね1年以上経ったもの)は、もったいないと感じても処分するのがおすすめです。
スポンジやブラシといったお肌と接触するツール類を清潔に保つことも忘れずに!
和漢植物の力でお肌を明るく!
くすみの各種原因とそれに対応する対策をご紹介しましたが、複合原因によりくすんでいるケースも考えられます。
原因にかかわらず共通して必要とされるケアは保湿と血行改善ですから、まずはその2つを押さえておくと安心でしょう。
そしてこの2つのはたらきを持つ成分としておすすめなのが紫根です。
古くから火傷や湿疹の薬に配合されてきた紫根は、くすみ知らずの美肌をサポートする和漢植物としても注目されています。
また、紫根をはじめとした和漢植物はその歴史の長さが安全性の高さの証であり、何らかのダメージを受けているくすみ肌にも安心して使える成分であるといえるでしょう。
紫根配合化粧品でのお手入れを柱に据えたくすみ肌ケアで、明るいお肌を取り戻したいですね。

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