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セーフ?アウト?抜け毛の見分け方
髪は生え替わるもの、抜けた分だけちゃんと生えてくるのですから、抜け毛にギョッとしたり心配したりする必要は基本的にはありません。
そうはいっても、ブラシに抜け毛がからまっていたり、浴室の排水溝に大量の抜け毛を見つけたりしたら……不安ですよね。
実際のところ、どの程度の本数までなら抜けても問題ないものなのでしょうか?
個人差はありますが、およそ10万本生えているといわれる髪が生え替わりのサイクルを繰り返すうえで、1日当たり100本前後(全頭髪の約0.1%)の抜け毛は普通であるとされています。
しかしこれはあくまで平均値ですし、なにより重要なのはその抜け毛が「時期が来て抜けるべくして抜けた毛」であるのか、それとも「本来まだ抜けるべきではないのに抜けてしまった毛」であるのかという点であって、本数ではありません。
気にする必要のない抜け毛なのか、問題のある抜け毛なのかを簡単に見分けるには、抜け毛をつまみ上げて次の2点を確認しましょう。
①毛球(髪が頭皮にくっついていた部分)が丸く膨らんでいるか
②毛の太さが他の髪の毛と同じくらいか
まず①についてですが、髪の成長サイクル(ヘアサイクル)において抜ける時期が到来して抜け落ちる自然脱毛の場合、毛球は十分に成長してふっくらと丸くなっています。
抜け落ちた毛の根元側の先端が丸みを帯びていれば、その毛は抜けるべき時がきて抜けたのであり心配無用です。
逆に、根元側の先端がやせ細っていたり、まったく膨らみがなくシュッと細くなっているようであれば、それはまだ十分に成長していないにもかかわらず抜け落ちてしまった異常脱毛です。
②については、現在生えている他の髪の毛と同じだけの太さがあるということは成長期にしっかりと成長したことの証です。
抜け毛にしっかりと太さがあれば問題ありませんが、他の髪の毛と比べ細く柔らかければ成長半ばの未熟な毛が抜けてしまっているということです。
上記①と②について確認し、どちらの答えもYESであれば大丈夫、両方もしくはどちらか片方の答えがNOならばヘアサイクルに乱れが生じて成長期が短くなってしまっている可能性があります。
乱れたヘアサイクルを放っておけば毛根は徐々に衰え、復活までの道のりはより困難になってしまいますので、一日も早く手を打ちましょう。
抜け毛の原因はどこにある?
まだ抜けるべき時期ではないのに抜け落ちてしまう異常脱毛はなぜ起きるのでしょうか?
その原因は複数あるとされます。
季節性の抜け毛
一般的に、秋には抜け毛が多くなるといわれています。
多くの動物に見られる換毛期(夏毛から冬毛へと生え替わる時期)の名残であるという説や、夏場の強い紫外線により髪や頭皮がダメージを受けた結果であるという説が有力ですが、いずれにしても自然現象ですので特に心配する必要はありません。
神経性の抜け毛
円形脱毛症は毛根組織に対する免疫機能の異常が原因であると考えられていますが、その引き金となるのが精神的なストレスであるともいわれます。
多くの場合自然に治癒していきますが、進行が止まらずかえって脱毛箇所が拡大していくような重症化傾向がみられる場合は医師に相談するのがよいでしょう。
ホルモンが原因の抜け毛
男性ホルモンの一種(ジヒドロテストステロン)の影響や、女性ホルモンの一種(エストロゲン)の減少が原因となっている場合があります。
前者は完治を目指すといった性質のものではないというのが実情ですし、後者のエストロゲン減少の代表的原因である更年期は自然な身体的変化です。
そういった意味では過剰に心配する必要はないといえますが、特に男性ホルモンが引き起こすAGA(男性型脱毛症)はかなりのスピードで薄毛化が進行することが多いため、気になる場合は早めに専門機関に相談するなどの対応をとるとよいでしょう。
パーマやカラーリングの薬剤による抜け毛
パーマやカラーリング後に髪のパサつきが気になるのは髪がダメージを受けたためですが、頭皮も同様にダメージを受けています。
パーマやカラーリングに使われる薬剤は刺激が強く、頭皮を荒れさせ、ひいては毛根部にも悪影響を及ぼすため結果としてヘアサイクルが乱れてしまうのです。
血行障害による抜け毛
髪の毛の成長には十分な栄養と酸素が欠かせません。
それらを供給する役割を担う血液の循環が滞れば、髪の毛の成長に影響します。
不適切な洗髪による抜け毛
髪を洗わずにいると、皮脂でふさがれた毛穴が炎症を起こしたり、毛根部に詰まった皮脂が毛の成長を妨げたりします。(脂漏性脱毛)
逆に、あまりに頻繁な洗髪もまた髪や頭皮を傷め、抜け毛の原因となります。
もともと洗髪は髪に物理的な負担をかける行為ですが、それに加え多くのシャンプーに含まれる合成界面活性剤の強すぎる洗浄力が髪や頭皮への刺激となるのです。
栄養不足による抜け毛
髪の健やかな成長のためにはたんぱく質や亜鉛といった多くの栄養素が必要です。
栄養が不足すれば髪は十分に成長できず、切れ毛や抜け毛にもつながります。
東洋医学の視点から見る抜け毛の原因と対策
ストレスを溜めず、ホルモンバランスを整え、パーマやカラーリングを避け、血行を促進するため運動して……というのはなかなか大変です。
ここでひとつ視点を切り替えて、東洋医学の見地からのアプローチを考えてみましょう。
活力が衰えれば発毛力が弱り、貧血状態に陥ると髪に艶がなくなりますが、東洋医学の考え方でも髪には生命力の源である「腎(じん)」と文字どおり血液を指す「血(けつ)」が深く関わっているとされます。
つまり、異常な抜け毛は腎と血のはたらきが衰えたことが原因であると考えられ、陰陽五行説に基づいた養生法として腎のはたらきを補うには黒い食べ物を、血のはたらきを補うには赤い食べ物を食べるようにとしています。
黒い食べ物にはひじき、黒豆、黒ゴマ、黒きくらげなど、赤い食べ物にはクコの実、小豆、牛肉や羊肉、レバーなどがありますね。
一見迷信めいているようにも感じられるかもしれませんが、挙げられるのは確かに髪への効果を期待できるとされている食べ物ばかり。
歴史の長さでは西洋医学の比ではない東洋医学、黒い食べ物や赤い食べ物を食べたからといって副作用があるわけではありません、その説くところに従ってみるのもひとつの手ではないでしょうか。
漢方処方のヘアケア製品が抜け毛にアプローチ!
東洋医学の視点は、食べ物だけでなくシャンプーなどのヘアケア製品についても応用可能です。
たとえばセンブリやオタネニンジンなどの髪によいとされる和漢植物のエキスがバランスよく配合されていれば、それは髪にとって一種の漢方薬のようなものであるといえるでしょう。
このほか、毛髪補修作用やパーマ・カラーリング後の残留アルカリ性成分除去作用などが注目される美髪成分ヘマチン、髪と頭皮にやさしいアミノ酸系界面活性剤など、気になる抜け毛に嬉しい成分は各種あります。
こうした成分にこだわったヘアケアアイテムなら、抜け毛の原因となり得るような洗髪時の刺激も少なく、抜け毛への重層的なアプローチも可能です!
大切な髪のために、まずシャンプーを見直してみるのもよいかもしれませんね。

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