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お手入れの基本はどこにある?
高価な美容液、週に一度のクレイマスク……
悩みを解消しようとあの手この手のスキンケアを試している脂性肌(オイリー肌)の方も多いのではないでしょうか。
世の中には「塗ってすぐにシワが消えるクリーム」や「使ったその瞬間から肌がふっくらとする美容液」といったような謳い文句の商品もあふれていて、自分なりにこれと信じたお手入れを根気強く続けていても、やはり心が揺れ動いてしまいますよね。
でも、化粧品を使ってすぐにお肌が生まれ変わることはありません。
もしも塗布した瞬間からお肌が変わる感覚があるとすれば、それは合成界面活性剤で皮膚表面のバリアを壊して有効成分を無理矢理浸透させているに過ぎません。
お肌が健康な状態を保っていられるのは、外部刺激や内部からの水分蒸散を防ぐ表皮のバリアが機能していればこそ。
このバリア機能が損なわれてしまえば、どれだけよい成分を与えたところでお肌のコンディションはよくならないのです。
バリア機能の損なわれたお肌を改善しようと即効性を謳う化粧品を使い、その化粧品に含まれる合成界面活性剤でさらにバリア機能が損なわれるという悪循環も見受けられます。
回り道のように思えるかもしれませんが、結局はお肌に刺激を与えることのない適切なスキンケアの継続が、お肌のコンディションを整えてくれます。
そして、スキンケアのメインに据えるべきはやはり化粧水です。
脂性肌(オイリー肌)にこそ化粧水!の理由とは
化粧水をメインとしたお手入れはとりわけ脂性肌(オイリー肌)に向いています。
その理由を一言でいえば、脂性肌には「天然の保湿クリーム」は足りているから。
保湿はスキンケアの基本ではあるものの、皮脂も不足する乾燥肌であれば、皮脂に代わる油分を補うケアも考えなくてはなりません。
ですが、皮脂が不足する心配のない脂性肌(オイリー肌)なら、化粧水でたっぷりと水分を与えることに専念すればよいのです。
特別な準備や初期投資は不要です。お手持ちの化粧水を徹底活用してとにかくお肌を潤しましょう!
なお、皮脂が過剰に分泌されてはいてもお肌自体は乾燥しているという脂性乾燥肌(インナードライ肌)であっても、しっかりと保湿することがお肌の状態をよくすることは共通ですから、次にご紹介する方法をぜひ試してみてください。
手持ちアイテムで今すぐできるコットンパック手順
何であれ、使い方ひとつで得られる結果に随分と差が出るもの、化粧水も然りです。
お手持ちの化粧水を、ただなんとなくお肌に馴染ませているだけではもったいない!コットンパックで一層の効果を狙いましょう。
用意するものはお手持ちの化粧水とコットン。
コットンについてはコットンパックに向いた大判のものなども市販されていますが、まずはお手持ちのごく普通のコットンで問題ありません。
① コットンを水道水で濡らし、軽くしぼります。
気になる方は精製水をお使いになってもよいですが、水道水で洗顔することを考えれば、洗顔にも精製水を使う方以外は水道水で問題ないでしょう。
② 上記①の手順で湿らせたコットンに化粧水を含ませます。
コットン全体に化粧水が行きわたる程度までが目安です。
また、あらかじめ水で湿らせずにいきなり化粧水を含ませてもよいのですが、その方法では化粧水をたくさん使うこととなってしまい経済的ではないという観点から、水→化粧水の2ステップの方法をご紹介しています。
③ 化粧水を含ませたコットンを厚み方向に裂きます。
何層に裂くかはコットンの厚みによりますが、おおむね2~5枚程度に、厚さが均等となるように裂いてください。
端をギュッと押さえてくっつけてあるタイプのコットンだと裂きづらいので、くっついている端の部分をはさみでカットしておくと裂きやすいでしょう。
④ 薄く裂いたコットンを顔に貼り付けます。
顔全体が覆われる感じになるように頬・あご・おでこ・鼻……と貼り付けていきましょう。
コットンの枚数が足りなければ追加してください。
⑤ しばらく置いたらコットンを剥がします。
放置時間は化粧水のとろみ具合によります。
さらっとした化粧水なら1~2分も置けば十分、とろっとした化粧水なら3分程度、いずれの場合もコットンが乾いてしまう前に剥がすよう注意してください。
その後しばらくすれば皮脂が分泌されるはずですが、それまでの間お肌が無防備な状態とならないよう、普段お使いの乳液などを馴染ませてください。
「化粧水の底力」を実感するために
コットンパックを行う頻度は可能であれば毎日でも、化粧水を使う通常のタイミングで、つまり洗顔後や入浴後に行います。
コットンパックという方法によって化粧水の持つ力が存分に発揮され、しっかりと潤ったお肌の基礎体力は上がります。
お肌にじっくり浸透させるからには、化粧水は良質なものが望ましいですね。
前述のとおりお手持ちの化粧水で問題ありませんが、よりコットンパック向きの化粧水をと考え始めた方には、以下のようなことが選ぶ際のポイントとして挙げられます。
【自然な材料が使われている】
お肌に刺激を与えかねない合成成分、香料や着色料などをお肌に入れ込むのは不安です。
植物エキスなどのできる限り自然な材料を使ったものが安心できるでしょう。
【アルコールが多量に配合されていない】
さっぱり感を出すために配合されたアルコールは、お肌に刺激を与えるうえにその揮発性によりお肌の水分を奪います。
防腐効果や溶解作用を目的として微量が配合されている程度であれば特に問題とはなりませんが、多く配合されているものはコットンパック向きとはいえませんので避けましょう。
アルコールの表示が成分表の後ろのほうに来ていれば、配合量はごく少ないと判断できます。
【お財布にやさしいお値段】
毎日のように使うものであれば、あまりに高額では続けられませんよね。
コットンパック用の化粧水が高額なものである必要はなく、お肌に刺激を与えない良質の材料からつくられていることのほうがずっと重要です。
継続は力なり、価格面でも続けられる環境を整えましょう。
コットンパックに最適!和漢の力で潤うお肌
お手持ちの化粧水とコットンだけで気軽に始められるコットンパックですが、ちょっとやそっとのことでは揺らがない「基礎体力の高いお肌」を実現するために非常に効果的。
お肌が潤いで満たされ安定することで、皮脂の過剰分泌や大人ニキビも収まっていきます。
前項にてご紹介したコットンパック向きの化粧水選びのポイントをすべて満たす化粧水としておすすめなのが「ハーブアストリンゼントローションNo.2(紫根化粧水)」です。
さっぱりとした使用感ながら配合された植物エキスにより保湿力が高く、ターンオーバー促進作用やニキビ・吹き出物の鎮静作用といった多くの作用が古くより認められている紫根エキスも配合されているので、プラスアルファの効果を期待できます。
同じくさっぱりとした使用感の乳液とクリームを含む「紫根エキス和漢自然派基礎化粧品3点セット」なら、コットンパック後のケアも心地よく行うことができ、相乗効果も見込めますね。
植物エキス配合の「紫根エキス和漢自然派基礎化粧品」でテカリやべタつきに悩まない安定肌を手に入れませんか?

紫根エキス和漢自然派基礎化粧品
和漢の力で肌の土台を整える
自然派基礎化粧品
日本の伝承品「紫草の根 紫根(シコン)」の歴史は古く、万葉集に見ることができます。美健漢方研究所では、1978年、創業当初より歳月をかけて“紫根の力”を最大限に引き出す「紫根基礎化粧品」を開発、改良を重ねてきました。使い続けることでお肌自体をリフレッシュして“肌の自活力”を高めてくれます。