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アトピー対策の適正なスキンケアに“紫根(しこん)”
アトピー性の皮膚炎は、「乾燥肌」「ストレス」「体質」などさまざまな要因が複数重なって発症しますが、どんな刺激に対して反応するかは個人によって異なります。
症状は痒みが出たり、見た目にわかる湿疹や膝の裏などの皮膚がざらついたり、症状の出方に波がある状態が一般的で、角質内で天然保湿因子(NMF)のもとになるタンパク質や、角質細胞間脂質が少ない人に発症しやすいといわれています。
これらが少ないと、皮膚のバリア機能が低くなるため、たえず、お肌は紫外線やバイ菌にさらされている状態になってしまいます。
常に適正なお手入れ=スキンケアをしてあげないといけません。
基本的にアトピー性皮膚炎の方の肌は「乾燥肌」です。お肌の潤いを絶やさずに毎日しっかりと保湿してあげることが肝心です。
紫根は潤いをしっかりとお肌にチャージするといわれています。
セラミドや紫根といった保湿力の高い成分が配合された化粧品を選べばお肌の改善も早く見込めるといわれています。
アトピーの症状がひどい時は薬だけ塗り(化粧品は使わず)、落ち着いている時は紫根化粧品でしっかり保湿するのが最善のスキンケアです。
なぜアトピーになるの?
アトピーは体質や環境など、原因がさまざまで追求するのが難しい症状です。体質が親から子へ遺伝してしまう場合や、環境的な要因の場合もあります。また、原因がある程度絞られてもなかなか完治しづらいと言われています。
<アトピーを起こしやすくする刺激>
・汗をかく
・高温のお風呂や室内
・化粧品
・石けん・シャンプーなどのバス用品
・洗剤
・日光
・乾燥した空気
・花粉
・ストレス
・食べ物(チョコレート、スパイスなど)
・体質に合わない外用薬
など
アレルギー検査で反応が出てしまうアレルゲン物質が判明しても、生活から完全に排除するのが難しいものが多々あります。たとえば花粉症で、家の中には空気清浄機があってまめに掃除までしていても、外に一歩でれば花粉は飛んでいます。チリや埃もそうです。
都会の排気ガスが悪化の原因となっていても、田舎の空気の良いところに引っ越してすぐに改善する、というような簡単なものでもありません。色々な要素が複数重なり合っていることが多いのです。
いずれにしてもアトピー性皮膚炎の肌は炎症が落ち着いているときでも、セラミドと天然保湿因子が足りていないと言われています。炎症が起こればますます不足し、乾燥は加速し、そのような状態の皮膚のことを「アトピックドライスキン」という名称までついています。
乾燥すればするほど、肌のかゆみは悪化し、アトピー肌の人は眠れないくらい辛い思いをすることもあります。
健康な肌の人も、皮膚には潤いが必要ですが、アトピー肌の人はより乾燥しないように注意する必要があるのです。
ちょっとした工夫で強い薬を避ける努力をする
アトピーの肌は本人にしかわからない強い痒みがあります。
痒みのせいで眠れなくなり体の免疫力や抵抗力が落ちてしまうと、アトピー症状が悪化することも多々あります。
毎日の細かい努力の蓄積が大きな改善を望める場合もありますので、下記のポイントを頭のどこかにおいてください。
・皮膚は清潔に
シャワーや手洗いでしっかり汚れや花粉などのアレルゲン物質を除去できるのが一番ですが、おしぼりを持ち歩いて痒みが出やすい箇所をまめに拭くのもいい方法です。
・肌を乾燥させない
乾燥すればするほど痒みが増すアトピー。不足している水分・油分をしっかり補うことで、多少の外部からの刺激にも対抗できるようになります。
・UVカットを徹底する
SPF値が高いからといって、ウォータープルーフなどの肌に刺激が強い製品を選ぶと、アトピーが悪化する場合があります。なるべく自然素材を使った体に優しいものを利用し、帽子や日傘などで紫外線を予防してください。
・自然派の化粧品や薬を利用する
どうしても痒みや見た目に出てくる症状で生活に支障がある人はステロイドを処方されることもあります。ただしステロイドは痒みが止まるなど即効性がある分、肌への負担は大きく、アトピーが治るという根本的な治療ではありません。
ステロイド無しでは生活できないと、長年ステロイドだけ使い続けた人がステロイドを止めようとしたときのリバウンドが深刻になることも多いそうです。なるべく、ステロイドだけに頼らないで症状が楽になれるよう、肌をしっかり保湿できるローションを使って体に慣れさせておくなど、少しでも体に負担がかからない手段を知っておくのもいい方法です。
ただしあまりにも症状が悪化して辛いときには、医師と相談して、処方された外用薬だけを使い、その間は化粧水を使わないなどの切り替えが良い場合もあります。
なぜアトピーに紫根(しこん)がいいの?
アトピーの肌に歴史がある漢方の軟膏「紫雲膏」がよく使われ、それには紫根が配合されています。紫雲膏として発売している場合もあれば、大手メーカーがアトピー用軟膏として発売されていることもありますが、アトピー用軟膏もベースは紫雲膏ということが多いようです。
紫根の薬効主成分「シコニン誘導体」には抗菌作用、抗炎症作用、皮膚活性化作用があるため、肌の炎症である火傷・ひび・あかぎれ・痔・ニキビなどの回復を早める働きがあります。
しかしテクスチャーが軟膏では、顔全体に使いたい時には塗るのに時間がかかったり、見た目がテカテカして、外出時には問題があることがあります。
そこで紫根エキス配合の化粧品をうまく取り入れると良いでしょう。
紫根がたっぷりと入った化粧水・乳液・クリームであれば、顔全体をムラなく保湿でき、その日の肌の調子に合わせて乳液やクリームなどで油分の量も調整できますので、毎日快適に利用することができるのでオススメです。
アトピーのお手入れは乳液とクリームの使い分けを
最後にアトピー肌に使う紫根化粧品の使い分けのコツをご紹介します。
アトピーの肌は乾燥しやすく、保湿効果がある化粧水、クリーム、外用薬、入浴剤などを利用することで、乾燥・かゆみを和らげることができます。添加物があったがためにアトピー症状が改善しなかった例もありますので、刺激が少ない商品を選ぶようにしてください。
<お肌の潤いを絶やさないために簡単にできるおススメのお手入れ方法>
化粧水だけでなく、乳液とクリームも必ず用意してください。そして、お肌の状態によって化粧水のあと「乳液だけ塗る」か、「クリームだけ塗る」、といった使い分けをしてください。
例えば、朝は油分少なめの「乳液」を塗り、夜は油分多めの「クリーム」を塗るというように、必ずどちらかを化粧水の後で塗ってください。
ただし、このお手入れは炎症がおさまっている時だけ。炎症がひどい時は、薬を塗るだけにして炎症がおさまったら再開してください。
また、「かゆみ」がひどい時はかゆみ止めのお薬を飲むなど、「掻かない」ための予防も行いましょう。
紫根(しこん)使用にあたってのご注意【運営責任者監修】
紫根は近年美容効果が有名になり人気が高まっていますが、元々は肌の炎症である火傷・ひび・あかぎれ・痔・ニキビなどの回復のための民間療法として長い歴史がある生薬です。
紫根の薬効主成分「シコニン誘導体」には抗菌作用、抗炎症作用、皮膚活性化作用があるため、痒みや炎症を和らげてくれます。ただし紫根エキスは天然の植物成分であり、病気の治癒や即効性を期待して使用するような治療薬ではありません。
穏やかな生薬の効き目でスキンケアをサポートするために気長にご利用いただく性質のものですので、疾患としてお悩みの方は専門の医師にご相談ください。

紫根エキス和漢自然派基礎化粧品
アトピーのお肌に
紫根エキスでうるおいを
日本の伝承品「紫草の根 紫根(シコン)」の歴史は古く、万葉集に見ることができます。美健漢方研究所では、1978年、創業当初より歳月をかけて“紫根の力”を最大限に引き出す「紫根基礎化粧品」を開発、改良を重ねてきました。使い続けることでお肌自体をリフレッシュして“肌の自活力”を高めてくれます。