化粧品の材料で有名な紫根は自分で栽培できる?

       
     
       

紫根(しこん)は“ムラサキ“という植物の根っこ

今では漢方薬や化粧品の材料としても有名な“紫根(しこん)”ですが、“紫根”とはその名の通り「ムラサキの根」で、“ムラサキ”という植物の根っこを材料として使っているのです。厳密には根っこの周りにくっついている“シコニン“という色素成分が紫根の美肌成分と言われているものです。

その根っこは美肌成分としてだけでなく、染料としても優秀で日本三大色素の1つと言われています。南部紫、江戸むらさき、京紫、鹿角紫など地域によって異なる染色法で受け継がれてきましたが、いったんは廃れてしまい、現在は南部紫が岩手県のサポートにより手法が復活されています。

ではその“ムラサキ”の花がどんな花かご存じですか?

とてもシンプルな“ムラサキ”という名前なのに、だれもが名前を聞いてすぐ形が思い浮かぶ植物ではありません。

名前は“ムラサキ”で、根っこも紫色(赤色)なのですが、土から顔を出す姿は白くて直径5mmくらいの小さな花が咲く素朴な植物です。

ムラサキの花

ムラサキの花

実は色を表す「紫」は植物の“ムラサキ”から来ていて、ムラサキで染めた色のことを“紫”としたそうです。

初夏から夏にかけて花を咲かせる多年草なので、本来であれば植えっぱなしで毎年毎年花が咲きます。全草に白い毛が生えていて、縦で見た時に一枚ずつ互い違いに生えている互生(ごせい)タイプの葉の付き方になっています。

ところが、今度から気をつけて周りの植物に目を向けてみようと思っても、今の日本では“ムラサキ”が自生している場所がないのです。

“ムラサキ”の仲間であるムラサキ属のホタルカズラが有名で、こちらは初心者でも育てやすく手に入れることも簡単なのですが、“ムラサキ”はどこにあるのでしょうか?

生えている姿を見つけることが難しい“ムラサキ”

「魔女たちの22時」という番組で美魔女が紹介して以来大ヒットとなった“紫根”。

手作り紫根化粧水の材料にしていた乾燥紫根は、一般的に漢方薬局や薬局で取り扱いがあり、またそういった場所で販売しているものを使うのが安全でオススメです。

産地がわからないと不安だから、この際自分でムラサキから育てて紫根を摂りたい!と考えても、これがなかなか大変なのです。

葉っぱが育ってきたムラサキ

まず近所のホームセンターの園芸売り場などではほとんど販売されていません。また自生されているムラサキを採取して植え直したいと思っていても、簡単に手が届く場所で自生していないのが現状です。

かつては日本各地の草原地帯を中心に分布していたムラサキですが、現在は「レッドデータブック」に絶滅危惧植物として指定され、野生種をみることはほとんどできません。

大学の薬用植物園や民間による保存の会などによって栽培されてはいるものの、国内の栽培農家はほとんどなくなってしまい、紫根の生産に関してはほとんどが中国で行われています。

では全く手に入る手段はないのか?というとそうでもありません。

数は圧倒的に少ないのですが、ムラサキの苗や種を分けてくれている個人の人や農家もあるようです。インターネットなどで検索すると通販などの販売元が見つかることがありますので、トライしてみたい方は探してみてください。

ムラサキの苗

ムラサキの苗

ただし成長した花の状態(紫草)で販売しているお店は少ないかもしれません。

栽培の難しい植物

ムラサキの栽培は非常に難しいといわれています。それはなぜでしょう?

まず、「とりまき」といって、種を採取したらすぐにまく方法でないと発芽しにいことがあげられます。

次に、発芽直後に幼虫のキスジハムシによって根がかじられ、成虫になったキスジハムジに葉を食べられやすいから。

また、根っこはかじられると、アリがつきやすくなるので非常に育てにくい植物といわれているのです。

寿命は3~8年ですが、夏の暑さや日射しに弱いため、涼しい地域以外では夏が越せずに弱ってしまい、1~2年で枯れてしまうことも少なくありません。そのため栄養が行き届いた紫根を作ることはとても難しいのです

暑さ・夏に弱いムラサキ

暑さ・夏に弱いムラサキ

もし一度生育に成功したら、苗を新たに作っておくと、長い年月欠かさずに育てられるチャンスが得られますので、種を取っておくとよいでしょう。

使用する用土は山野草の培養土などが、水はけもよく“ムラサキ”には適しています。

そして目的の「紫根採取」ですが、時期としては2年目のものが紫根の材料に適しているとされています。

紫根の摂取に成功したら手作り化粧品が作れる?

ここまでの難しい条件をクリアして、無事にムラサキを育てることができた場合、早速“紫根”を使ってみたくなりますよね。

ただし気をつけていただきたいのは、紫根はアク抜きをしないと“ピロリジジンアルカロイド“という毒性成分が残ってしまいます。基本的には内服した場合に肝臓に対する毒性が出ると言われています

皮膚に関しては“紫根のピロリジジンアルカロイド“の場合の資料が見つけられなかったため、日本でも販売禁止になった“コンフリー”の場合をお話します。

コンフリーという名称で販売されている商品の中には肝臓障害の原因となりうるアルカロイドが含まれているため、紅茶やサプリメントなどの食品で摂取しないように厚労省からのアナウンスされていますが、皮膚からの摂取に関しても、カナダなどの海外の衛生機関は、化粧品(クリーム・軟膏・化粧水など)などの外用としても、荒れている皮膚には使用しないように注意を呼びかけています。

コンフリー写真

コンフリー写真

一般人が化粧品作りのための紫根のアク抜きを自分でやるにはまだまだ情報が万全ではありません

せっかく鮮度の良い手作り化粧品をコストパフォーマンス良く作れたとしても肌への安全性が100%大丈夫とは言い切れないのです。

紫根の美肌成分配合の化粧品を使いたいのであれば、漢方薬局の安全性の高い紫根を使用するか、紫根を精製している紫根エキス配合の市販の化粧品を使うことをオススメします。
美肌効果がいくら高いといっても、安全性が同時に成立していないものは、美容にはオススメできません。

安全第一

とはいえ、紫根エキスの効能は抗炎症作用、肉芽促進作用、抗菌作用、抗腫瘍作用と幅広く、美容のためのシミ・くすみを薄くしたり、乾燥肌を保湿したりする働きのほか、火傷・ひび・あかぎれ・しもやけ・外傷・痔・あせもなどの皮膚疾患にも効果があるため、是非とも日常的に美肌のために取り入れておきたい成分であることは間違いありません

※このページで使っている紫根の写真は、実際に私が育てた苗の写真になります※

【監修】自然派化粧品の老舗「美健漢方研究所」

紫根エキス和漢自然派基礎化粧品

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日本の伝承品「紫草の根 紫根(シコン)」の歴史は古く、万葉集に見ることができます。美健漢方研究所では、1978年、創業当初より歳月をかけて“紫根の力”を最大限に引き出す「紫根基礎化粧品」を開発、改良を重ねてきました。使い続けることでお肌自体をリフレッシュして“肌の自活力”を高めてくれます。

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