
目次
はじめに
紫根はなぜ「吹き出物」に効くのでしょうか?
それは紫根に含まれる「シコニン」や「アセチルシコニン」の紫色色素の力によるもの。
この成分がニキビや吹き出物などの肌荒れに多方面からアプローチして、炎症を抑えていきます。その驚異的な効果の理由とは??
紫根のシコニンだけで、抗菌・抗炎症作用をパワフルに発揮!
「シコニン」は、ムラサキ科に属する植物だけが生合成できるナフトキノン系の化合物のことで、紫根(しこん)の名前が由来です。
「シコニン」は皮膚が炎症しているときの殺菌・消炎・止血作用に効果があるため、昔からある火傷の薬「紫雲膏(しうんこう)」には紫根が使われています。
紫根を主成分とした漢方軟膏「紫雲膏」は火傷の他、抗菌・抗炎症作用や、肉芽促進作用などの創傷治癒促進作用があるため、痔、切り傷などの外用薬として古くから使われている歴史のある塗り薬です。
最近ではアトピー性皮膚炎にもいいといわれ、皮膚を回復させる天然成分の薬としても利用されています。
月経前のニキビには理由があった。その原因にピンポイントで効くのが“紫根”!
元々月経3~10日前に月経前症候群(PMS)の症状で、腹痛・腰痛・頭痛・胸が張るなどの体の痛みや、イライラする、攻撃的になるなどの精神的な不調を感じる女性がたくさんいます。
同時に女性ホルモンが乱れ、体がむくんだり、必ず肌荒れが起きてしまうと毎月生理前の時期が悩みの種という方も多くいます。
月経前は妊娠の準備をしようとするため、女性の体はどうしてもデリケートな状態になってしまいます。
ですが、この生理前の肌荒れにははっきりとした理由がありました。
健康な時には肌の上にある「抗菌ペプチド」という肌を守る成分でアクネ菌(にきびの原因菌)から肌を防御していますが、月経前はこの「抗菌ペプチド」が減少してしまい、その隙にアクネ菌が増えてニキビができてしまうというメカニズムです。
一見防ぎようがないように思える生理前のニキビですが、紫根を化粧品として使うことで、紫根に含まれる「シコニン」が肌の抗菌力をアップさせ、ニキビを悪化させないことが可能です。
さらに「抗菌ペプチド」に注目すると、「抗菌ペプチド」には何種類か成分があるのですが、「hBD-3」という成分がアクネ菌を死滅させるパワーがあるそうです。
「シコニン」には「hBD-3」の産生減少を防ぐと同時に「hBD-3」産生を活発にさせる効果があることが解明されているため、紫根は生理前のニキビで悩んでいる人にドンピシャでオススメなんです!
体内からも紫根はニキビに効く! 内側からも外側からも同じ働きの不思議とは
紫根が主役の漢方薬「紫根牡蛎湯(しこんぼれいとう)」は紫雲膏(しうんこう)でも使われている組み合わせの紫根+当帰が配合されていますが、内服・外用共に血行促進・抗炎症作用と皮膚を健やかにする働きがあります。
中でも頑固な皮膚病や貧血、血行不良による痔、乳腺の腫れによる痛みなどに効くとされています。
しかもこの「紫根牡蛎湯(しこんぼれいとう)」には「皮膚の免疫力が弱くて、化膿しやすくて、吹き出物ができて、しかも膿が出ずに中で腫れてしまう方にちょうどいい処方」と記載があるように、まさしく吹き出物に効く生薬です。
生活改善からアドバイスしてくれるような皮膚科や漢方薬局では、処方しているところもあるほどで、紫根は体の中から使う場合も外側から使う場合も、肌荒れに良い効果が期待できます。
ニキビができやすい肌とは
免疫力が低下してニキビや吹き出物ができやすくなることはわかります。
では、ニキビができやすい肌の状態というのはいったいどんな肌なのでしょう。
「表面が脂っぽくなっている肌」「角質が厚くなっている肌」「肌のキメが粗くなっている肌」などです。
これらを改善してくれるのが紫根に含まれる「シコニン」なので、紫根化粧品も有効といわれています。
紫根化粧品で毎日お手入れすれば、「常に肌を清潔に保ち」「菌の増殖を抑えて」「キメを整える」ことが期待できます。
すると・・・
吹き出物ができにくくなって、さらに紫根が皮膚自身の治癒力を高めてくれるので、さまざまな肌トラブルの改善を促してくれます。
肌別のニキビの原因 すべて紫根がカバーできます!
ニキビのできる肌質は“オイリー肌”とかつては思われがちでした。ですが、実際には “乾燥肌”だからニキビはできない、ということではなく、“乾燥肌だから皮脂膜が過剰分泌されてオイリー肌化する”ということに繋がることもあり、基本的にはどちらも角質層が乾燥していることがニキビにつながっていることが多いです。
いずれにしても、肌の乾燥を防ぐことはニキビ予防に大きく繋がり、肌に一番大切な水分保持にも“紫根”がとても効果的な働きをします。
オイリー肌のニキビの原因は紫根の保湿効果と抗炎症作用でブロック!
本来、肌表面の皮脂は肌表面を保護するという役割があります。ですが、過剰分泌すると見た目にもテカテカして気になりますし、メイク崩れなどにもつながって、そこから炎症が起きてニキビに繋がることもあります。
紫根は保湿効果が高く、さらには抗炎症作用があるので、吹き出物を落ち着かせるのにもってこいです。
「乾燥を防ぎニキビができにくい土台を作り、炎症を起こしやすい肌を起こしにくくする」—紫根はこの働きを一度にやってくれる肌荒れの強い味方といえるでしょう。
乾燥肌のニキビの原因には紫根で肌細胞を活性化!
乾燥肌はシワになりやすいという心配だけではありません。
乾燥が続くと、肌が敏感になり痒みを感じたり、ダメージを受けやすくなるので肌を修復しようとしますが、乾燥した肌で急いで修復しようとした細胞は正常な状態にはならず、老廃物として剥がれようとします。その際にうまく剥がれ落ちず角質が毛穴をふさいでしまい、角栓になってしまいます。
紫根のしっかりした保湿効果と、血行を促進し肌細胞を活性化させる効果で無駄な角質が発生しないようにするのがオススメです。

紫根エキス和漢自然派基礎化粧品
様々な肌質のニキビに対応
おすすめの化粧品!
日本の伝承品「紫草の根 紫根(シコン)」の歴史は古く、万葉集に見ることができます。美健漢方研究所では、1978年、創業当初より歳月をかけて“紫根の力”を最大限に引き出す「紫根基礎化粧品」を開発、改良を重ねてきました。使い続けることでお肌自体をリフレッシュして“肌の自活力”を高めてくれます。