
目次
はじめに
女性なら誰しもがあこがれる白くて透明感のある美しい肌。昔から色白は美人の条件として、もてはやされてきました。
でも、どんなに色が白くても、そこにポツリポツリと白肌を濁らせるシミやそばかすがあったら、その美しさは半減してしまいますよね。
今や夏場だけでなく、年中休むことなく紫外線対策をする美意識の高い女性も増えています。
そこで今回は、シミやそばかすができてしまう原因、その対策やおすすめの化粧品などについてご紹介します。
シミやそばかすができてしまう原因は何?
紫外線
お肌にシミやそばかすができてしまう大きな原因として、最も先に挙げられるのが「紫外線」です。
過剰な紫外線を浴びると、その光や熱によって肌が炎症を起こしてし、身体中の細胞が傷つけられてしまいます。
そのダメージから細胞を守ろうとして、メラノサイトからメラニン色素を排出します。そのメラニン色素によって、紫外線のダメージから肌を守り、細胞への傷を最小限にとどめることができているのです。
健康なお肌状態であれば、メラニン色素は肌のターンオーバーが進むにつれてお肌の一番上の層へと押し上げられ、最後には垢となって剥がれ落ちていくのですが、加齢やお肌の状態によっては、このターンオーバーがうまくいかず、メラニン色素が居座ってしまうことで、それがシミやそばかすへと変身してしまうのです。
ターンオーバーに関しての詳細は「ターンオーバーの基礎知識!お肌の生まれ変わり力を高めよう」もご参考ください。
活性酸素
活性酸素、というと美意識の方は「老化の敵」と悪者のように思いがちですが、実は代謝を行う上で必ず出てくるものですし、細菌類を駆除する働きも持ち合わせています。
酸化させる力が大変強いので、その量が適量であれば細胞を守る力のみを発揮してくれる強い味方ではあるのですが、一定量を超え、増えすぎてしまうと、一転して細胞を傷つける要因となってしまいます。
傷を付けられた細胞たちは、まるで金属がさび付いていくかのようにその機能は衰えていってしまい、その衰えがお肌のトラブル、生活習慣病などの原因につながると考えられています。
普段の生活に加えて、ストレス、喫煙、飲酒、激しいスポーツなどを行うことで、より多くの活性酸素が発生するといわれています。
この活性酸素からのダメージを緩和すると考えられているのが、紫外線を浴びた時にも登場するメラノサイトから生成されるメラニン色素です。
活性酸素により傷つけられそうになる細胞の盾となり、代わりに酸化されることで細胞を守ります。
しかし、過剰に活性酸素が発生する状況が続き、多くのメラニン色素が生成されると、生成されたメラニン色素を外へ外へと追い出す代謝が追い付かなくなり、結局そのまま色素が肌に残り、シミやそばかすとなってしまうといわれています。
何らかの原因による炎症
紫外線による炎症ではなく、化学物質や植物に触れたことによる炎症や、何らかのアレルギーによる継続的な炎症もシミの原因になると考えられています。
アトピー性皮膚炎の方などが、唇などの皮膚が弱い部分にシミができやすいのもこの影響であると考えられています。
たびたび同じ場所で炎症が繰り返されると、細胞へのダメージをやわらげようと働いていたメラノサイトが暴走し、継続的にメラニン色素を生成してしまうことで、シミやそばかすにつながってしまうと考えられています。
シミやそばかすを防ぐ対策はどうすればいいの?
とにかく一番大切なのは紫外線カット
お肌に紫外線が過剰に当たることで、メラノサイトが暴走し、メラニン色素を過剰に出し続けてしまうことでシミやそばかすにつながりますので、その紫外線からお肌を守るために、紫外線の強い時間をさけて行動するのもおすすめです。
特に、5月~9月の紫外線が強い期間は、午前10時から午後16時のピークタイムをさけて行動することで、暑さと紫外線の両方から逃げることができます。
また、外に出るときは日傘や帽子を活用し、紫外線をカットしましょう。日焼け止めクリームなどのUVカットができる化粧品は、一年中毎日使うことをおすすめします。
紫外線を浴びた後、アフターケアを忘れずにおこなう
どんなに対策をしていても、海のレジャーや日中外での作業などで、うっかり紫外線を浴びてしまうこともあると思います。
そうなってしまったときは、アフターケアを念入りに行うことが大切です。もし肌がほてるほど紫外線を浴びてしまったのであればお肌をクールダウンさせてあげるために、化粧水を冷蔵後で冷やして、いつもより念入りにパッティングしてあげるのがおすすめです。
シミ、そばかすにおすすめの基礎化粧品
シミ、そばかす対策におすすめの成分「紫根」
メディアなどでも話題になったことがある「紫根」という成分は、シミやそばかす対策に効果的である成分としてたびたび取り上げられています。
中国では漢方薬として古くから親しまれているもので、ムラサキ草という植物の根からとれる成分のことを言います。化粧品に含まれている場合は、「紫根エキス」などと表記されることが多い成分です。
近年TV番組でとりあげられたことから、その名が広く広まりましたが、日本でも昔から皮膚炎ややけどの治療薬「紫雲膏」という塗り薬や、皮膚炎・貧血・疲労などに効果的と考えられている「紫根牡蛎湯」という漢方薬として使われてきています。
「紫根」で肌のターンオーバーを整え、シミ、そばかすの対策に
紫外線を浴びるなどして、過剰に発生してしまったメラニン。肌の生まれ変わりが整っている方だと、そのメラニンを肌の表面へと押し上げ、垢と一緒に脱ぎ去ることができ、白く曇りのないお肌へと戻すことができると考えられています。
しかし、
・過度のストレス
・生活習慣の乱れ
・睡眠不足
・お肌の間違ったお手入れ
・加齢
などの原因により、お肌お生まれ変わりが滞ってしまうと、そのメラニンは定着してしまいそのままお肌に残ってしまうので、シミやそばかすの原因となってしまうのです。
紫根エキスには、血行促進作用がありますので、お肌の細胞の隅々にまで栄養と酸素を行きわたらせることで、お肌の生まれ変わりを助けることができると考えられています。
それだけでなく、日々使い続けてあげることで、透明感のある肌へと導いてくれることも期待されます。
日々の小さな炎症も「紫根」でしっかり対処
古くからやけどや凍傷、水疱などに効果があると薬として使われてきた紫根エキス。
昔から患部の熱を取り去る力があると考えられており、抗炎症作用や解熱作用を持つ外用薬としても使われていますので、紫外線や外的要因から起こってしまった炎症を抑え、シミやそばかすを防ぐ力があるといわれています。
シミ、そばかす対策は毎日の積み重ねが大切です
シミ、そばかすができる原因から対策、おすすめの化粧品などをご紹介してまいりましたが、重要なことはこれらを長く続けていくことです。
紫外線を浴びてしまった!お肌トラブルが起こった!と、その時だけ急にやっても残念ながら意味はありません。お肌も私たちの体も、常に古い細胞を壊し新しい細胞を作ることを続けています。
これは、年齢を重ねても同じです。そのスピードが変われど、それが繰り返されている事実は変わりません。
あれもこれも全部毎日続けて行うのは難しいので、手軽に取り入れられる化粧品などから始めてあげてもいいかと思います。まずはご自身ができるところから始めてみてください。

紫根エキス和漢自然派基礎化粧品
シミ・そばかすにも!
肌トラブルには紫根エキス
日本の伝承品「紫草の根 紫根(シコン)」の歴史は古く、万葉集に見ることができます。美健漢方研究所では、1978年、創業当初より歳月をかけて“紫根の力”を最大限に引き出す「紫根基礎化粧品」を開発、改良を重ねてきました。使い続けることでお肌自体をリフレッシュして“肌の自活力”を高めてくれます。