化粧品に多用される紫根(しこん)エキスの効能と副作用

はじめに

*“紫根エキス”は、褐色もしくは暗い赤紫色、暗い紫色をした水溶性の液体でムラサキの根から抽出するエキスのことです。

日本では古来から紫を最も高貴な色とする歴史がありますので、このような美しい色が見逃されるはずもなく、染料などにも多数用いられています。

紫根エキス配合の着色料、無添加の製品で淡い色がついているのはこのためです。

でも美しい色がついているというだけではありません。お肌のための優れた効能が豊富で、近年では紫根配合の化粧品が次々に発売されるようになりました

化粧品に配合すると、ワインのような薄い紫色やピンク色として発色するので、そのままの色を生かした商品が多いように見えます。

*紫根エキスの成分表示名称は「ムラサキ根エキス」です。

美しい“紫根エキス”に含まれた肌荒れ解消の優れた効能とは?

“紫根エキス”は「魔女たちの22時」という番組で美魔女が紹介して以来、口コミでシミを消す、美白効果の高いアンチエイジング成分として認知度が一気に上がってきました。

もちろんシミ・くすみなどを薄くし肌を明るくする効果も抜群ですが、大人ニキビができやすい、肌トラブルが多い肌荒れの人にも嬉しい効果がたくさんあります。

できてしまった大人ニキビや肌荒れの炎症を抑えることで治しつつ、皮膚の再生を促進します。

古い角質も取り、保湿をし、潤いのあるキメの整った肌へと回復させてくれます。

さらにシミやくすみを予防して、シワ・たるみにも効果があるため、アンチエイジングに必要な効能が詰まっています

TV放映以前からきちんと紫根の効果を理解していたメーカーは、リップクリームをはじめ、化粧水、乳液、洗顔などさまざまなスキンケア製品の主たる成分として配合していたものの、最近になってより多くの製品に配合されるようになりました。

紫根の優れた美肌効果を知ると、今すぐに使いたくなってしまうかもしれません。

“紫根エキス”の効果「アラントイン」「シコニン」とは

ムラサキの根から抽出される植物色素にもなる“シコンエキス”

紫根は体の中から清熱涼血・解毒・腫れ物への効果を出すための漢方方剤に処方されるだけでなく、火傷や傷、痔疾のために歴史のある「紫雲膏(しうんこう)」の主剤として利用されています。

紫根にはアラントイン、シコニン、アセチルシコニンなどの成分を含んでいます。

アラントインとは

アラントインには組織修復賦活作用、抗刺激剤作用、消炎鎮静作用があります。

皮膚組織を改善する働きが主で、表皮細胞の増殖促進や角質など古い細胞排出するのを助ける働きがあるので、ニキビなどの炎症を抑えてからニキビ痕が残らないように肌の基礎代謝を高めてくれる成分です。

肌の新陳代謝が活発になれば、シミやくすみなども肌に残らず排出されやすくなりますので、結果的に肌のトーンが明るくなり、美白のような効果が期待できます。

ちなみにかたつむりの粘液にも含まれているので、一時期流行した韓国コスメの「かたつむり化粧品」なども、このアラントインの効果を利用しています。

ニキビ専門の治療薬に使われることもありますので、肌の元気を回復させるのにぴったりの成分です。

シコニン・アセチルシコニンとは

“シコニン”はムラサキ科に属する植物のみが生合成して作り出せる赤色のナフトキノン系の化合物で、抗炎症作用と創傷治癒作用があり、アセチルシコニンは抗菌、肉芽形成促進作用があります。

安すぎる紫根エキス・紫根化粧品には注意!

紫根(しこん)が入った化粧品を購入する際に気をつけなければならないのは、あまりにも安い価格で販売されている紫根エキス配合の化粧品です。

品質のいい紫根(しこん)ならば生産量も限られていますので、あまり安くすることはできません。

毎日お肌に塗るものですので、適正価格の製品を選びましょう。安かろう悪かろうではなく、安心して使えるものを選びたいですね。

紫根エキス”には肌に危ない副作用はあるの!?

紫根(しこん)は心配される副作用はないと言われていますが、 “紫根エキス”には“ピロリジジンアルカロイド”という成分が含まれていて、こちらは毒性があるといわれています。

“ピロリジジンアルカロイド”は、ムラサキ科、キク科、マメ科に属する 6,000 種以上の植物の二次代謝物として産生されるもので、世界中の植物に存在しています。

かつて“コンフリー”という紫根と同じムラサキ科のハーブに“ピロリジジンアルカロイド”が含まれていて、お茶または薬用のハーブ製品の摂取で服用していた人たちに肝静脈閉塞性疾患等の健康被害が起きました。

そのため平成16年に厚生労働省がコンフリーの食品摂取を控えるように呼びかけをしています。

基本的には内服によって起こる危険のほうが高いのですが、毒性がある成分ですから、肌につけるのもできるだけ避けたほうがいいと思います。

自分で紫根を抽出させて作る“紫根エキス”では、“ピロリジジンアルカロイド”だけ取り除くといったことは難しいので、“ピロリジジンアルカロイド”を排除してある市販の紫根化粧品を使うことをオススメします。

ちなみに、“コンフリー”にもアラントインが含まれていて、傷や骨折の治癒に効く民間療法としても人気だったのです。

ビタミン類やカルシウム、ミネラルなどの栄養分が豊富なハーブだったので、紫根と同様、良い効果もたくさんあります。

もちろんこれらの生薬や紫根の効能効果は、科学的に解明されているものですが、紫根配合化粧品を使ったからいって、誰しもが同様の効果を得られるとは限りません。

化粧品は皆様の安全確保のために様々な規約に基づいて開発、製造されており、紫根そのものや紫根配合の漢方薬とは異なるからです。

ムラサキ科の植物は美容と健康のための効果抜群な植物ですので、上手に取り入れて役立てたいですね。

【監修】自然派化粧品の老舗「美健漢方研究所」

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日本の伝承品「紫草の根 紫根(シコン)」の歴史は古く、万葉集に見ることができます。美健漢方研究所では、1978年、創業当初より歳月をかけて“紫根の力”を最大限に引き出す「紫根基礎化粧品」を開発、改良を重ねてきました。使い続けることでお肌自体をリフレッシュして“肌の自活力”を高めてくれます。

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